1日、中国では出稼ぎ労働者への給料未払いが社会問題となっており、雇い主の中には資金繰りに苦しみ給料を支払えないケースがある一方で、自分勝手な理由で給料を支払わない者もいる。写真は中国の労働者。

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2016年3月1日、中国では出稼ぎ労働者への給料未払いが社会問題となっており、政府が罰金を科し改善を目指しているが、依然として絶えず発生している。雇い主の中には資金繰りに苦しみ給料を支払えないケースがある一方で、自分勝手な理由で給料を支払わない者もいる。

現代快報によると、2月中旬、江蘇省南京市で雇い主の男性は40人余りの労働者に囲まれ警察が出動する事態に発展。労働者は「会社は40人余りの給料を支払っておらずその額は100万元(約1700万円)に上る。旧正月(今年は2月8日)前から支払いを求めていたが、旧正月が明けても支払いが済んでいない」と述べた。

会社の関係者は支払い延滞の理由を「業績が悪く資金がない」と説明していたが、旧正月明けに再び会社に支払いを求めて訪れた際、責任者が高級レストランで食事していると聞きつけた労働者らは、「金がないのに高級レストランだと!」と憤慨しレストランの前で責任者を取り囲んだ。警官は労働者らの行為がレストランの営業妨害に当たるとして注意し、続いて会社の責任者に事情を聞いたが驚きの回答があった。

責任者は、「給料を支払わないのではない。私は騒がしいことが嫌いで、小さな問題に悩まされたくなかった。そのため対応を他の職員に任せ旧正月のだいぶ前に帰省した」と主張。

これには警官も開いた口がふさがらぬ様子で、「あなたにとってささいな事かもしれないが、労働者にしてみれば苦労して稼いだお金だ」ときつくおきゅうを据えすぐに解決するよう求めた。すると、責任者はすぐに支払いの準備を整えた。警官の「数本の電話で解決できることは面倒か?」との質問に責任者も反省の色を見せたという。(翻訳・編集/内山)