29日、日本新華僑報は台湾の電子機器大手・鴻海精密工業による経営再建中のシャープの買収交渉について、「シャープの身売りは日本家電産業の没落を示している」と伝えた。写真は秋葉原。

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2016年2月29日、華字紙・日本新華僑報は台湾の電子機器大手・鴻海(ホンハイ)精密工業による経営再建中のシャープの買収交渉について、「シャープの身売りは日本家電産業の没落を示している」と伝えた。

シャープ衰退の原因は複数考えられるだろう。これらはすべて日本の家電産業が共通して直面する問題でもある。まずは日本の「ガラパゴス化」だ。日本市場は日本独自の最適化を求めたため、結果的に外部との互換性を失った。さらに、中韓メーカーの台頭が追い打ちをかけた。日本市場は独自の進化を遂げる中で、世界の動きとは大きく離れてしまったのだ。

「日本製」にこだわったのも大きな要因だろう。世界のグローバル化が進む中、シャープは環境の変化に気づかず「日本製」にこだわり続けた。しかし、鴻海が世界標準化を志向している今も、シャープは技術の外部流出を恐れている。世界に垣根がなくなる中、技術や資本、人材の流動は当然なのだ。(翻訳・編集/大宮)