29日、韓国の国会でテロ防止法案の本会議採決を防ぐため野党が始めた「フィリバスター」が7日目となり、とうとう答弁者以外の議員が議場から誰もいなくなる事態が発生した。資料写真。

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2016年2月29日、韓国の国会でテロ防止法案の本会議採決を防ぐため野党が始めた「フィリバスター(無制限討論)」が7日目となり、とうとう答弁者以外の議員が議場から誰もいなくなる事態が発生した。韓国・ニュース1などが伝えた。

23日午後7時6分から始まった野党によるフィリバスター。これまでに20人以上の議員が発言のバトンを引き継ぎ、27日午後11時6分には議論時間が100時間を突破した。討論7日目となった29日には野党・国民の党の崔元植(チェ・ウォンシク)議員が答弁席に立ったが、なんとこの途中に議場から議員が誰もいなくなり、崔議員が独りぼっちで延々と演説を行う事態に。与党セヌリ党と最大野党「共に民主党」の議員総会の時間が重なったためだが、ニュース1は空っぽの議席と人がまばらな傍聴席を前に崔議員が語り掛ける姿を写真で報じた。

これについて、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「傍聴席に向かって演説すればいい。国会中継の視聴率も上がっているし、応援してる」
「席を空けたセヌリ党員たちが今度の総選挙でまた議席に座ることがないように、皆さん投票しましょう」
「今回の政府は本当に討論が嫌いなんだな」

「議場は空っぽなのではなく、傍聴席に国の主権者である国民がちゃんと座っている」
「懸命にテレビやネットで見ている国民も多いよ。頑張れ」
「大勢の国民が見守っている。高校生のうちの娘も見ているくらいだ」
「年末までフィリバスターを続けよう。それだけが生きる道だ」

「今回のフィリバスターを見ていると、野党には有能な議員が実に多いね」
「昨晩も国会中継を見た。良い発言をたくさん聞けたよ。国民はこういう議員を望んでいる」
「国民の党の議員はどこに行ったのかな?同僚議員が一生懸命やってるのに顔も出さないのか?」(翻訳・編集/吉金)