27日、電子贈収賄が中国反汚職運動の新たな課題になっている。「フィンテック」の普及によって、現金よりもさらに秘匿性の高い送金サービスが開発されている。写真は中国共産党員が守るべき党規を書いた「共産党員紀律綱要」。

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2016年2月27日、環球網によると、電子贈収賄が中国反汚職運動の新たな課題になっている。

14年5月に摘発された元中国国家エネルギー局石炭課副課長の魏鵬遠(ウェイ・ポンユエン)。普段は安物のスーツで古い自転車を乗り回すという質素な生活を続けていたが、その自宅には汚職でたくわえた現金2億3000万元が隠されていた。あまりの量に紙幣を数える計算機が壊れてしまったほどだ。

しかし今後はこうしたケースは減りそうだと独紙FAZが伝えている。IT技術を駆使した金融サービス、いわゆる「フィンテック」の普及によって、現金よりもさらに秘匿性の高い送金サービスが次々と開発されているからだ。偽名口座を使った送金、ゲームのバーチャルコインでの受け渡し、海外口座への移動などさまざまな手口があり、専門家は「ほとんど追跡不可能だ」と頭を抱えている。(翻訳・編集/増田聡太郎)