28日、韓国国会でテロ防止法案の本会議採決を妨害するため野党議員が「フィリバスター」を続ける中、国会中継の視聴率がうなぎ上りの数値を記録している。写真は韓国の国会議事堂。

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2016年2月28日、韓国・ハンギョレ新聞によると、韓国国会でテロ防止法案の本会議採決を妨害するため野党「共に民主党」を中心とした議員が「フィリバスター(無制限討論)」を続ける中、国会中継の視聴率がうなぎ上りの数値を記録している。

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視聴率集計を行うTNMSが韓国の首都圏の家庭を対象に調査したところ、フィリバスターが始まる前の22日に0.014%だった「国会放送」の視聴率が、討論5日目の27日には0.283%と実に20倍以上に膨れ上がった。

しかし記事によると、この数字も国民の関心の一部を示すにすぎないという。多くの国民はテレビではなくネット放送を通じてフィリバスターを見守っているからだ。国会議事をリアルタイムで提供する「インターネット議事中継システム」では、1日平均6000余りだったアクセス数が、フィリバスターが始まった23日には5万3764件に急増、24日には13万5159件にまで増えた。また、YouTubeなどの動画サイトでフィリバスターを生中継する「ファクトTV」も、23〜25日の3日間で180万のアクセスを記録した。

一方、こうした国会の模様を直接見ようと本会議場を訪れる国民も急増しており、週末と重なった27日には市民が傍聴席を埋め尽くした。

これについて、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。

「民心こそ天の意だ」
「法案が撤回されるまで、フィリバスターを続けよう」

「『共に民主党』にはこうして誇らしい議員が多い。フィリバスターに参加してくれた議員さんたち、ありがとう」
「どんなにがっかりさせられても、『共に民主党』を捨てられない理由」

「民主主義は生きていて、正義は川のごとく流れている。絶望に陥った韓国が新しく生まれ変わることを期待する」
「国会議員が何をしている人なのか、はっきりと見せてくれた。与野党ともありがとう」

「朴槿恵(パク・クネ)大統領とセヌリ党(与党)はよくフィリバスターを復活させてくれた。おかげでけんかよりも討論が行われるようになったし、国会への国民の関心も高まっている」

「国民の民度がこんなに高いのに、朴大統領は国民の自由と人権、民主主義を後退させ独裁を強めようとしている」
「人生で、まさか自分が国会中継を見ることになるとは!」(翻訳・編集/吉金)