2003年の着工から12年以上が経過した現在もなお、完成に向けた工事が続いている「立体交差」がある。それは、東名高速道路横浜町田インターチェンジ付近の立体化工事だ。国道どうしの交差点における大規模な立体交差工事ゆえ相当な時間が掛かっているようだが、もしこれが中国だったら果たしてどのくらいで完成してしまうのだろうか。(イメージ写真提供:123RF)

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 2003年の着工から12年以上が経過した現在もなお、完成に向けた工事が続いている「立体交差」がある。それは、東名高速道路横浜町田インターチェンジ付近の立体化工事だ。国道どうしの交差点における大規模な立体交差工事ゆえ相当な時間が掛かっているようだが、もしこれが中国だったら果たしてどのくらいで完成してしまうのだろうか。

 日本で生活する中国出身の人のなかには、「日本ではどうしてそんなに工事に時間がかかるの?」と考える人もいるようだ。中国メディア・捜狐に27日に掲載された文章でも、作者が同様の疑問を抱いたことを伺い知ることができる。

 文章では、すでに都市開発が済んでいる日本で工事現場を見ることは少ないとする一方で、「家の近くにある長さ2キロメートルほどの鉄道区間で立体交差工事を進めているが、中国なら2、3カ月で完成しそうなのに3年経ってもまだやっている」と紹介。作業効率が悪いという理由も確かにあるとしつつ、同時に粉じんや騒音、ゴミに対する規制が厳しいという事情にも言及している。

 「日本で3年以上かかるものを、中国では2、3カ月」というのはいささかオーバーに思えるが、実際そのようなスピード感で建築物や各種工事は進んでいくのである。これだけの差が生じる背景にはやはり、とりあえずどんどん作っていってしまう文化と、さまざまな問題点を排除したうえで少しずつ進めていく文化の違いを挙げざるを得ない。

 中国式の突貫工事は早く利用したい者、あるいは早く成果を出したい地方役人にとってありがたい反面、あとから大きな問題が発覚して大事故が起きたり、ちょっと使っただけで取り壊したりという事態を生みやすい。一方、石橋を叩きながら工事を進める日本式は、安全面での信頼は高いが工事期間が長引くことによって周辺地域の住民が長期間不便を強いられる可能性がある。

 利用者としては安全性を十分に配慮したうえで、できるだけ早く作って欲しいというのが正直なところ。いずれにしても「偽装」と「手抜き」だけはやめて欲しい。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)