27日、中国の広西チワン族自治区桂林市の刑務所では、桃の花目当ての一般人がこぞって敷地内に進入し職員を困らせている。

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2016年2月27日、危険を冒して刑務所から脱獄する事件は耳にすることがあるが、自ら壁をよじ登って刑務所内に進入するケースはあまり聞かない。ところが、中国の広西チワン族自治区桂林市の刑務所では、桃の花目当ての一般人がこぞって敷地内に進入し職員を困らせている。南国早報が伝えた。

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同市の刑務所職員宿舎の敷地内では、2006年に桃の木を植えこの時期になるとその花が鮮やかに咲いている。毎年それほどの観賞者は訪れないが、今年は2月の中旬から人足が増え、20日には延べ1万人を超えるなど急増。観賞者らはごみをポイ捨てし木の枝を勝手に折るなど、職員は対応できなくなったため25日より関係者以外の立ち入りを禁止した。

ところが見に来る人は絶えず、職員が交代で見張りをする事態に発展。立ち入り禁止に「お金を払うから入れてくれ」と要求する人もいたが、職員は「公園ではないため公開していない。入場料を取ることもできない」と説明。それでも諦めきれない人の中には壁をよじ登って敷地内に進入する人もおり、職員らは強硬手段を取れないため危険な行為はやめるよう注意するが、無視する人が少なくない。

壁を登って敷地内に進入した女性は、「桃の花を見るために遠くからわざわざ来たのだ。入らないで帰るなんてできない」と語っていた。こうした行為にネットでは批判の声が多く聞かれた一方、「多くの人は刑務所から出たいのに、危険を冒してまで刑務所に入ろうとする人間がいるとは思わなかった」と皮肉たっぷりなコメントも寄せられている。(翻訳・編集/内山)