近年、中国では健康への関心が高まっており、マラソンやランニングを趣味にする人も増えている。また、近年は中国でマラソンブームが起きており、深刻な大気汚染のなか健康づくりのために走るという皮肉な状況もあるようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 近年、中国では健康への関心が高まっており、マラソンやランニングを趣味にする人も増えている。また、近年は中国でマラソンブームが起きており、深刻な大気汚染のなか健康づくりのために走るという皮肉な状況もあるようだ。

 世界6大マラソンの1つに数えられる東京マラソンが28日に開催されたが、中国メディアの今日頭条はこのほど、東京マラソンは非常に魅力的な大会であるとし、その背景をランナーの視点で考察している。

 まず1つ目の点は「高水準の組織力」だ。東京マラソンには数多くのボランティアが運営を支えるが、担当する役割に応じてボランティアウエアが色分けされていると記事は紹介。東京マラソンは世界規模の大会であり、参加ランナーは日本のみならず、世界から集まる。日本語が分からないランナーも多いなかで、外国人ランナーは必要とするボランティアを色で見分けることができ、運営側もボランティアを指揮管理するのに大いに役立つことを称賛した。

 さらに、沿道に詰めかける多くの応援、観戦者もレース参加者にとっては魅力の1つのようで、新人ランナーだろうと高齢のランナーだろうと「あたかも有名マラソン選手のように沿道からの声援を受けることができる」は説明。こうした声援を受けることができるレースは確かに参加者の喜びを大きく増し加えるだろう。

 また、42.195キロメートルのコースに展開する東京の独特の景観を楽しみながら走ることができることも外国人ランナーにとっては魅力の1つ。伝統的な建物と摩天楼が調和した景観、また音楽隊の演奏などレース中は「決して退屈しない」と指摘しているほか、コスプレランナーたちの参加も非常に好意的に描写している。昨今はコスプレに対する規制が強化されてしまったが、コスプレランナーについては「日本人の知られていない一面」と述べ、笑いをとる目新しい方法だと紹介している。コスプレ自体も日本独特の文化だが、コスプレしてマラソンに参加する行為に対して、外国人ランナーは日本人独特のユーモアの感覚を感じるようだ。

 マラソン自体は基本的に走る道さえあればできる非常にシンプルなスポーツなだけに、大会はどの国にとっても開催しやすいものだ。実際、マラソンブームが起きている中国でも、多くの都市でマラソン大会が実施されている。だが、「段取り八分」と言われるように、運営側の能力や努力が大会の成功を大きく左右するのは明白だ。行き届いた配慮を得意とする日本人らしさが東京マラソンの運営にもはっきり表れている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)