老け顔、地味顔、不機嫌顔のコンプレックスを和らげるメークの法則

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暦の上ではもうすぐ春だし、そろそろ外出が増える季節に。新しい出会いを求めてどんどん出掛けたいけれど、自分の外見にあまり自信を持てず、積極的になれないなんて人もいるのでは? 

でも、「外見の悩みはメークで軽減することができます」と、7000人もの人の顔のコンプレックスを解消してきた、メークアップアーティストのレイナさんは言う。

レイナさんによると、働く女性たちに特に多いのは、老け顔、地味顔、不機嫌顔など、顔の印象に関する悩みだとか。そこで、それぞれの悩みを解消するメークテクニックを教えてもらった。
◆“老け顔”の印象を軽減するには…

実年齢よりも上に見られる“老け顔”の一因は、なにもかもしっかり付けるメークやカーブの強い眉。これはひと昔前に流行ったメーク法だからだそう。例えば眉は、ブラウンの眉パウダーを使って少し太めを意識して、眉頭と眉尻の底辺が同じ位置になるようにラインを描くと、今どきの表情に変わる。

「最近のメークのポイントは、適度なリラックス感があること。そのためアイメイクは、強い印象を与えるブラック系ではなく、ソフトなブラウン系を選ぶのがおすすめです。また、アイラインは描いたあとはラインを綿棒でふんわりとぼかすと、柔らかい印象になるので、おすすめ」(同)

チークはクリームタイプのベビーピンク、口紅はオレンジベージュ系などのカジュアルな色を選ぶと、明るく若々しい印象に。また、口紅はあえてラフに塗ると、ほどよい抜け感が演出できるとか。

◆目鼻立ちがパッとしない“地味顔”を華やかに

目や鼻などのパーツがあまり目立たず、パッとしない印象の人は素肌の血色のよさを活かすようにメークするのがポイント。

「ピンク系のメーク下地をくすみがちな部分にたたきこむようにしてなじませてから、薄付きのリキッドファンデーションを塗りましょう。気になる部分は最小限の範囲だけ、オレンジ系のコンシーラーを指でたたくようになじませると、肌が華やかになります」(同)

また、サーモンピンク系のクリームタイプのチークを、頬のいちばん高いところに軽くのせて指でなじませ、指に残ったチークを眉間の上とあごにたたき込むと、自然な血色のいい肌を演出できる。

◆“不機嫌顔”から“ハッピー顔”にチェンジ

眉間が狭いと、眉間にシワを寄せているような印象を与えやすく、不機嫌そうに見えてしまうとか。また、いわゆる“彫りが深い顔”は、目や鼻、口の周りに影が現れやすいため、普段の表情次第では暗く不機嫌そうに見られる場合も。

「不機嫌顔に悩んでいる人は、眉間の寄りや顔に現れる影をメークでやわらげて、フェミニンに仕上げましょう。影を消すためには、明るめの色のコンシーラーを指でやさしくたたきながらまぶたや目の下、口角の下にのせましょう。また、アイラインはブラウンをセレクト。目尻より2mmほど長く、下がり気味に入れると、ほんのり甘い印象になります」(同)

仕上げには、頬にオレンジベージュのクリームタイプのチークを。目の1cmほど下から頬骨に向かって横長に入れると、健康的に見え元気な印象をプラスすることができる。

いつものメークを少し変えるだけで、印象がガラリと変わる。春の新しい出会いに向けてチャレンジしてみて!

レイナ
メークアップアーティスト。メイクアップサロンCrystalline(クリスタリン)主宰。早稲田大学在学中にメイクアップスクールに通う。大学卒業後、大手化粧品会社に勤務。さまざまな女性の肌に触れ経験を積む。美容師免許取得。2006年よりフリーランスのメークアップアーティストとして活動。ティーンから壮年まで幅広い年齢層の広告、雑誌 ・ CM ・ Webなど一線で活動。女優やモデル・タレントから文化人・一般女性まで、その人らしさを生かしながら、隠れた魅力を引き出すことを得意とする。著書は『コンプレックスを解く 本当にちょっとしたメークの法則』(小学館)。