上海で27日夜に閉幕した主要20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議について、中国メディアは日本時間28日午前8時20分現在、「異様に控えめ」な報道を続けている。重要な国際的催しが自国内で開催された直後の報道姿勢としては珍しい。(写真は新華網の28日午前8時20分現在のトップページのキャプチャー)

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 上海で27日夜に閉幕した主要20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議について、中国メディアは日本時間28日午前8時20分現在、「異様に控えめ」な報道を続けている。重要な国際的催しが自国内で開催された直後の報道姿勢としては珍しい。

 人民日報が発表する同日付のPDF版紙面でも、1面にG20関連記事はない。トップ記事は「山東が大衆の達成感を満足させるために注力」だ。写真記事は、陝西省で伝統的な刺繍を披露する女性の紹介だ。

 G20の話題は、2面でのみ扱った。950文字程度の記事で、同じ面に掲載した江西省の貧困対策を紹介する記事が1500文字以上であるのに比べ、かなり少ない。

 ネットメディアでは、新華社系の新華網のトップ記事は、習近平政権発足以来の医療改革の成果紹介、人民日報系の人民網も同じ話題、中国政府系の中国網は習近平主席が、今後の経済運営への自信や貧困問題に取り組む意欲を示した発言の紹介、国営中国新聞社が運営する中新網も、同じ話題だ。

 G20については、各国の見方よりも、自国指導者の動きを優先して紹介している。新華網はトップページの写真記事で、G20に寄せられた李克強首相のビデオメッセージを、会議終了時の各国首脳の姿よりも優先して掲載した。

 人民網と中新網がトップページに掲載した写真記事では、G20関連はない。中国網は李克強首相のビデオメッセージだ。(編集担当:如月隼人)(写真は新華網の28日午前8時20分現在のトップページのキャプチャー)