▽2016シーズンの明治安田生命J1リーグ1stステージ開幕節の磐田vs名古屋が27日にヤマハスタジアムで行われ、アウェイの名古屋が1-0で勝利した。

▽2015シーズンのJ2を2位で終え、3年ぶりのJ1復帰を決めた磐田は、プレシーズンのスカパー・ニューイヤーカップ鹿児島ラウンドでも全勝優勝を飾っており、良い状態でこの開幕戦を迎えた。注目の開幕戦のスタメンは、負傷明けでコンディションが整っていない昨季のJ2得点王のジェイがベンチ外となったものの、GKカミンスキー、アダイウトンの両助っ人は健在。加えて、今冬に加入した大井、中村太、齊藤が先発に入った。

▽一方、2015シーズンのJ1を年間9位で終えた名古屋は、シーズン終了後に西野前監督が退任。新シーズンは、監督初挑戦となる小倉新監督の下で捲土重来を目指す。注目の開幕戦のスタメンは、新キャプテンの田口、守護神の楢崎、永井、竹内ら昨季の主力が先発入りした一方、オーマンとシモビッチのスウェーデン人助っ人、安田、古林などの新戦力が起用された。

▽名波監督、小倉監督という元日本代表のレフティー初対決に注目が集まった東海ダービーは、ホームの磐田が立ち上がりから主導権を握る。最前線の齊藤の下に小林を置く[4-2-3-1]の布陣を採用した磐田は、5分に小林の無回転ミドルでGK楢崎を脅かすと、8分と11分にもゴール前のアダイウトンと齊藤が続けて決定的なシュートを放つが、いずれもベテラン守護神の好守に阻まれた。

▽立ち上がりから守勢が続く名古屋だったが、新戦力の高さを生かした攻めからワンチャンスをモノにする。29分、右サイドから矢野が高精度のクロスをゴール前に送ると、これを199cmの長身FWシモビッチが打点の高いヘディングで合わせた。

▽均衡が破れてからは、先制点で勢いに乗るアウェイチームが磐田相手に攻勢に出る。永井のスピードとシモビッチの高さを軸としたカウンターでチャンスを作ると、35分にはセットプレーからゴール前で競り勝ったオーマンがゴールネットを揺らすも、ここはオフサイドの判定でノーゴールとなった。結局、前半は名古屋の1点リードで終了した。

▽迎えた後半も開始直後からシモビッチ、オーマンがフィニッシュに絡むなど名古屋ペースで試合が進む。何とか流れを変えたい磐田は、54分に上田を下げて川辺を投入するが、65分に小林がボックス付近で放ったシュートがGK楢崎に阻まれるなど、なかなか攻め切れない。

▽後半半ばから終盤にかけてこう着状態に陥る。この間に1点を追う磐田は、新潟から復帰の山本、森島をピッチに送り込む。対して名古屋は負傷した矢野と古林を下げて、明治大から新加入のDF高橋らの投入を余儀なくされた。

▽その後、前半から孤軍奮闘のアダイウトンのキレが落ちたことで、攻め手を失った磐田の反撃をきっちり凌ぎ切った名古屋が、小倉監督の監督デビュー戦を1-0の勝利で飾り、2016シーズン白星スタート。一方、ホームで敗れた磐田は、3年ぶりとなったJ1初戦を勝利で飾ることはできなかった。