平日昼間から缶蹴りして、アジトに戻ればこたつでカップラーメンをすする。言葉づかいは荒くてケンカっ早いけど、なんだかんだ仲がいいチーム山猫。


でも、ゲームの最中に隙を見せたのが悪かった……。負けた勝村(成宮寛貴)は一週間の奴隷を命ぜられる。勝村が良くも悪くも働いた『怪盗山猫』6話。

と、その前に、牛乳好きか?と聞かれて「あたり前田のクラッカー」って急に古いギャグをぶち込む山猫(亀梨和也)。何歳なんだろう……。

「ありがとう勝村、さよなら勝村」怪盗山猫6話


ピンクのフリルエプロンで甲斐甲斐しく働くところまでは平和だった勝村。しかし謎の組織「ウロボロス」に潜入することになってからというものツイてないというか“持って”ないというか……。

雑誌のライターだったことで即ウロボロスに入れたものの、赤松杏里(中村静香)を助けようとして身バレするわ、ウロボロスとして侠武会の幹部を殺した犯人に仕立て上げられるわ。結局、自分もケガを負って警察病院に入院……じゃなくて勾留。やさしい人なんだけど、色々と惜しい!

あんたのコアってなんだ?


侠武会の中岡組長(笹野高史)がウロボロスに襲撃されて、意外にも山猫に応援を頼んだ。「俺はたっけーぞー」と見下ろすように言う山猫。ケガ人を前にしても強気!

山猫「その前に一つ教えてくれ、あんたのコアってなんだ?」
組長「笑顔だ。隣のそのまた隣の人間の笑った顔だ。昔の任侠はそれを守るためにあったんだ」

一瞬、上をむいた山猫は100円を見せながら「報酬はこれでいいか?」に、握手で返す組長。
金だけじゃないのがなんとも山猫らしい。そして組長が躊躇うことなく言った「すまん」の言葉に、どれだけ山猫を認めているのかがわかった。

正義とおせっかい


正義が招いた悲劇が辛かった。
かつて山猫が暴いた不正によって、両親を亡くした子どもを引き取った犬井(池内博之)。
「お前が出しゃばったマネしなきゃ、あいつの親は死なずに済んだんだよ。警察に任せてればこんなことにならずに済んだんだ!」
刑事として、子どもの保護者として、山猫を責めるのもわからなくもない。

犬井「おまえは自分がやったことを正義だと思ってんのか?」
山猫「思ってねーよ!けど、ガキに詫びるつもりもねぇ!」

正義ってなんだ。子どものことを思えば両親を自殺に追い込んだ山猫が憎い。でも「親父の悪事を見過ごせばそれで息子は笑えるのか?」
事件と警察の癒着を知っていた山猫。
「俺にしか暴けなかった、だから暴いた」

「お前のいう通りだ、俺は一生……犯罪者だ」
犬井に背を向けて静かに言った。古いギャグをいう陽気なキャラとは別人のようで、すごく寂しそうだった。

負のスパイラルがとまらない勝村。大友殺害の容疑で指名手配されてしまう。あぁ……見事に山猫のレールにのってしまったね。
「これからお前は追われる身だ。無実を証明するならウロボロスの正体を突き止めて大友を殺したホシを捕まえるしかねぇ」
山猫のアドバイスに、小刻みに頷く勝村。素直すぎて心配。もう逃げられないけど、もっと巧妙な手口を覚えないと濡れ衣をはらせられないよ!
(柚月裕実)