26日、中国青年報は記事「消えた女の子」を掲載した。1980年から2010年の30年間で、約2000万人もの女の子が“消失”したとの試算がある。その原因は一人っ子政策だ。

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2016年2月26日、中国青年報は記事「消えた女の子」を掲載した。

中国の性別人口比はきわめて危険なレベルに達している。西安交通大学人口・発展研究所の研究チームの試算によると、1980年から2010年までの30年間で生まれた男の子は2億9400万人、女の子は2億5400万人。3600万人もの開きがある。正常な出産であっても男性のほうが多く生まれる傾向はあるが、それで説明できるのは1600万人。2000万人もの女の子が“消失”した計算になる。

この異常な性別人口比は一人っ子政策がもたらしたものだ。なるべくならば男の子が欲しいという風潮が強く、女の子だと分かれば中絶するケースが無数にあったことがわかっている。中には生まれた赤ちゃんを川に流したという残酷な話まであったという。

政府は産み分けを禁止しようと出産前の性別検査を禁止したが、ひそかにエコー検査を受診するものが耐えなかった。特に1990年以降に非合法な性別検査は普及した。まさにこれから結婚適齢期を迎える人々が生まれた時代で、結婚できない男余りの時代は今後さらに深刻化するとみられている。(翻訳・編集/増田聡太郎)