日本統治時代から残る三井物産倉庫、移築へ  台北駅周辺の都市計画で/台湾

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(台北 26日 中央社)日本統治時代に建設されたとされ、台北市の市指定歴史的建築物に登録されている「三井物産株式会社旧倉庫」が、現在地より51メートル東側に移築されることが25日、同市都市計画委員会で決まった。旧倉庫が位置する台北駅西側では景観整備が進められており、移築は都市計画に伴うもの。

委員会によると、移築の主な理由は交通問題の解決を図るため。周辺では道路整備が計画されており、同市都市開発局は現状維持では計画に不都合が生じると説明。周辺に存在する歴史的建築物との連結性のほか、自動車や歩行者の通行スペースを考慮に入れた上で、移築が最上の方法だとする見解を示していた。一方、文化財保護団体や専門家からは反対意見も出ていた。

都市開発局によると、旧倉庫は将来的には地域の「Info House」(記憶倉庫)として活用される。具体的な内容については文化局と話し合っていくという。

(黄麗芸/編集:名切千絵)