上海市ではディズニーランドの開園を目前にして盛り上がりを見せている。(イメージ写真提供:123RF)

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 上海市ではディズニーランドの開園を目前にして盛り上がりを見せている。上海市政府は25日、知的財産権保護の強化を目的に公安部、文化市場行政執法隊、市場監管局、知的財産権局などの連合チームを3月に発足することを伝えた。同チームは商店街や、主要な観光スポット、レストラン、広告などを対象に捜査などを展開、ディズニーの知的財産権が末端の消費者まで守られるように保護するとのことだ。

 昨年(2015年)の11月末にはパークの十数キロメートル圏内に大量の“ディズニーランドホテル”が登場し、一部のホテルに対して上海市当局が商標権侵害で罰金を科すなど、政府は開園前から取り締まりに積極的な姿勢を見せている。

 一方で上海市民にはビジネスチャンスとして創業する者もいるという。中国メディアの解放日報は25日、60年続いた歴史的な国営ホテルを手放し、飲食店をはじめた経営者の話を紹介。同経営者はパークから車で20分ほど離れた町に飲食店を構え、「上海ディズニーランドの周辺環境は東京ディズニーランドに似ており、将来この町は宿場町となるだろう」と主張。「人があつまれば必ず飲食店も大繁盛する」と強調した。一方で飲食店は1年前からすでにオープンしており「まさか未だに開園すらしていないとは思いにもよらなかった」と述べ、赤字続きであることを語った。

 香港ディズニーランドでは大陸客離れを背景に、大幅赤字に陥るなど不穏なニュースも聞こえてくる。上海市民にとってディズニーランドのオープンは吉と出るか凶と出るか関心が高まる。(編集担当:大平祥雲)(イメージ写真提供:123RF)