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東京都市大学と日本健康開発財団は2月23日、血圧160/100mmHg、体温37.5℃を超えると入浴事故のリスクとなることが疫学調査で明らかになったと発表した。

同成果は、同大学 人間科学部 早坂信哉 教授らの研究グループによるもので、2月22日発刊の「日本温泉気候物理医学会雑誌」に掲載された。

同調査では、2012年6月〜2013年5月に、訪問入浴事業所として登録される全2330カ所の事業所に対して、訪問入浴に関連する事故・体調不良(入浴事故)の発生を調査し、596例の入浴事故を解析した。事故事例の平均は82.3歳。

この結果、入浴事故の発生に対して、入浴前の収縮期血圧が160mmHg以上であることは3.63倍、入浴前の拡張期血圧が100mmHg 以上であることは14.71倍の関連があることがわかった。また、入浴前に体温が37.5℃以上であることは入浴事故の発生と16.47倍の関連があった。

入浴事故として報告された主な症状は、発熱が100例(16.8%)、呼吸困難・喀痰喀出困難が93例(15.6%)、意識障害が64例(10.7%)、嘔吐・吐き気が63例(10.6%)となっている。

なお、研究グループは同結果について、入浴可否判断の絶対的な基準ではなく、最終的には個別に判断されるべきものであるとしている。

(周藤瞳美)