胡潤百富がこのほど発表した2016年版の中国及び世界の資産家ランキングによると、北京に住む資産総額10億ドル(約1128億円)以上の人(以下、大富豪)は100人で、米国のニューヨークを抜いて、世界第1位になった。中国大陸部、香港、マカオ、台湾の、いわゆる「大中華圏」の大富豪は568人で、535人の米国を抜いて世界第1位になった。(イメージ写真提供:123RF)

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 胡潤百富がこのほど発表した中国及び世界の資産家ランキングによると、北京に住む資産総額10億ドル(約1128億円)以上の人(以下、大富豪)は100人で、米国のニューヨークを抜いて、世界第1位になった。中国大陸部、香港、マカオ、台湾の、いわゆる「大中華圏」の大富豪は568人で、535人の米国を抜いて世界第1位になった。資産額はいずれも2016年1月15日時点の推計だ。

 大富豪の最上位は、第1位のビル・ゲイツ氏(800億ドル)、第2位のウォレン・バフェット氏(680億ドル)など米国人が多い。全世界の大富豪は前年比99人増の2188人だった。世界低迷を受け大富豪の増加も鈍くなり、増加分の多くは大中華圏の人物だった。「大中華圏の大富豪」の資産総額は、1兆4000億円という。

 全世界の資産額の上位100人に含まれた中国(大陸)人は、2012年版では1人だったが、13年版では2人、14年版では3人で、15年版と16年版ではいずれも8人だった。

 中国大陸で最も資産が多いのは万達集団董事長(会長)の王健林氏だった。資産総額は260億ドルで全世界では第21位だった。香港の李嘉誠氏の資産総額は前年比で22%減少し、250億ドルだった。王健林氏が初めて李嘉誠氏を抜いて、「アジア一の大富豪」になった。

 アリババ・グループを率いる馬雲氏も資産総額が14%減少して210億ドルとなった。全世界では36位だった。

 胡潤百富は英国人のルパート・フーゲワーフ氏が創設し、1999年に発表を始めた。中国メディアの参考消息網によると、フーゲワーフ氏は中国人大富豪の人数について、「今年、大幅に減少することはないだろう。彼らはさまざまな方向に(事業などを)展開させ、中国経済の減速に対応しつつある」と述べた。(編集担当:如月隼人)