目覚ましい技術発展を遂げ、日本をライバル視しつつ世界への輸出を加速させている、高速鉄道をはじめとする中国の鉄道業界。このような状況のなか、「安定した日本のリニア交通システムがわが街にピッタリだ」と語る中国の「地方議員」が山東省青島市にいた。(イメージ写真提供:(C)yokokenchan/123RF)

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 目覚ましい技術発展を遂げ、日本をライバル視しつつ世界への高速鉄道輸出を加速させている中国の鉄道業界。このような状況のなか、「安定した日本のリニア交通システムがわが街にピッタリだ」と語る中国の「地方議員」が山東省青島市にいた。

 中国メディア・鳳凰網は17日、国勢諮問機関と位置付けられる中国人民政治協商会議の青島市委員会会議が16日に行われたことを伝えるとともに、同市政治協商委員を務める国清控股集団の朱広君CEOが、日本で運用されているシステムに倣ったリニア交通システムを同市に導入すべきであるとコメントしたことを報じた。

 記事は、朱氏が以前より同市の交通問題に関心を持ってきたと紹介したうえで、同市の交通渋滞などの問題を解決する非常に有効な手段として、地下鉄よりも投資・運営コストが低く、カーブ半径が小さい、登坂能力が高いという特徴を持つリニア交通システムを挙げたと伝えた。

 その一方で、朱氏がこれまでにも大々的にリニア交通システムを推してきたにもかかわらず「市民のあいだでリニア技術が健康に影響するとの認識があり、リニア交通をあまり歓迎しない」という壁に阻まれてきたとした。このため、朱氏は実際に日本に赴いて視察を敢行、「日本のリニア列車は快適かつスピーディーで安定している。しかも時速120キロメートルという中低速も青島に非常にマッチしている」との感想を持つに至ったと紹介している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)yokokenchan/123RF)