22日、環球時報は、「日本はなぜ世界一の長寿国なのか?」と題する記事を掲載。日本人の長寿の秘けつについて分析している。写真はお年寄り。

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2016年2月22日、環球時報は、「日本はなぜ世界一の長寿国なのか?」と題する記事を掲載。日本人の長寿の秘けつについて分析している。

世界保健機関(WHO)が発表した2015年版の統計によると、2014年の日本人の平均寿命は女性が86.83歳、男性が80.50歳で史上最高を記録。日本人の平均寿命は3年連続で世界1位を維持している。

そうした中で、記事は日本人の長寿の秘けつについて、いくつかの理由を挙げている。まず、「0.8ライフ学」だ。これは、日本で生まれ、近年では台湾などでも流行している考え方で、「料理の時の塩分量を、普段を1としたときに0.8にする」「腹八分目を実践する」など、普段の0.8の生活を心がけることで健康になれるというものだ。

次に、平熱を1度高めること。人類の平均的な体温(脇の下で計測)は、36.5度と言われているが、現在では35度台という人も少なくなく、この体温を維持できている人は少ない。記事は、体温の低下によって血流が悪くなり、血圧が上昇し、心筋梗塞や脳梗塞などを発症しやすくなると指摘。日本では、「体温を一度上昇させることで免疫力が5〜6倍に上昇する」とされており、汗をかく程度の軽い運動を毎日行うことを推奨していると伝えている。

さらに、「ウエストの基準値」だ。日本では従業員の健康診断を行うことが事業者の法的義務となっている。そして、厚生労働省のウェブサイトなどに記されている通り、メタボリックシンドロームの基準はウエストサイズで男性が85センチ、女性が90センチとされている。この基準を上回ると、生活習慣病のリスクが高まると言われている。記事は、日本のこうした法的な制度や基準の明確化によって、人々が健康に気を配る素地ができていると指摘する。

そして、「毎日笑うこと」。これは迷信のようにも思われるが、日本では健康に良い習慣としてよく指摘される。がん患者のなかには「1年以上も笑っていない」という人も少なくない。笑わないことで精神的なストレスが蓄積し、交感神経が優勢となるため、病気を発症するリスクが高まるのだという。また、笑うことで副交感神経が活発に働き、体温が上昇して新陳代謝も高まる。

このほかにも、医療レベルの高さや医療保険制度の充実という側面もあるだろう。最近では、健康志向の中国人の間で、日本の納豆が注目を集めるようになった。こうした日本の健康に関する習慣も、中国でブームになる日は近いかもしれない。(翻訳・編集/北田)