25日、韓国国防部が北朝鮮の金正恩第1書記について、肩書を省き呼び捨てで「金正恩」と言及したことが、韓国で話題となっている。写真は北朝鮮の国旗。

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2016年2月25日、韓国・ニューシスによると、韓国国防部が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記について、肩書を省き呼び捨てで「金正恩」と言及したことが、韓国で話題となっている。

韓国国防部は同日、報道資料を発表し、韓民求(ハン・ミング)長官が北朝鮮によるテロに備える対テロ部隊の訓練現場を訪れたと明らかにした。国防部は報道資料で、「韓長官は訓練現場を見て回り、金正恩の対韓国テロのための能力結集を指示するなど、北朝鮮によるテロの脅威が増している現在の状況の厳しさを認識して…」と、金正恩第1書記の肩書を省き呼び捨てで「金正恩」と言及した。

実際に韓長官が訓練現場で「金正恩」と呼び捨てにしたかは分かっていない。しかし、国防部はこれまで、北朝鮮の最高指導者の名前を直接述べたことはなく、韓国政府の対北政策が厳しさを増し、「体制崩壊」まで言及されている雰囲気を反映したものとみられている。

これに先立ち、朴槿恵(パク・クネ)大統領は16日、国会演説で「世界の国々が対北制裁に賛同しているのは、国際社会の支援が北朝鮮国民には届かず、金正恩の体制維持だけのために使われているとみているから」と述べ、金正恩第1書記を「金正恩」と呼び捨てにした。

これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せている。

「当然のことがなぜ記事になる?呼び捨て以外に何と呼べばいいんだ?」

「今までは何と呼んでいたの?」

「名前を呼んだだけでもすごいこと。北朝鮮は感謝して」

「これからも肩書は省略していい」

「もっと短くてもいい。正恩で十分では?」

「北朝鮮は朴大統領に対し、もっとひどい言葉を使っている。韓国は紳士的な対応をした」

「呼び方なんてどうでもいい。これ以上北朝鮮になめられないよう、厳しい制裁を科してほしい」(翻訳・編集/堂本)