24日、韓国の朴槿恵大統領の就任3周年を前に、政府に反対を訴える一風変わった集会が首都ソウルで行われ、警察が取り締まりに頭を悩ませている。写真はソウルの光化門。

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2016年2月24日、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の就任3周年を前に、政府に反対を訴える一風変わった集会が首都ソウルで行われた。韓国メディア・韓国日報などが伝えた。

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国際人権団体アムネスティ韓国支部がこの日ソウル中心部の光化門広場で開催したのは、ホログラム技術を使った映像によるデモ。縦3メートル、横10メートルのスクリーンに30人ほどのデモ隊が登場し、沈黙したまま歩く場面と、「平和の行進を保障せよ」などシュプレヒコールを上げる場面とが10分ほど映し出された。

警察は集会に備え現場に250人余りの警察官を配置したが、映像のみで「実体」のない集会であったことから取り締まるすべなく、結局は集会主催者らと共に映像を見守ることとなった。終了後、警察は「映像でシュプレヒコールを上げていたことから、これは(文化財ではなく)集会の形態とみるべき」とし、無届けの集会に該当するか関連法を検討している。

一方、主催側はこの幽霊デモを事前に文化財として届け出ており、ソウル市から広場の使用許可を受けている。

これについて、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せた。

「警察も映像で配置すれば?この寒い中、お互い苦労しなくて済むよ」
「こんな平和的なデモの仕方もあるのか。禁止する理由はないんじゃないか?」
「奇抜だね。今や政府の部署も名前に『創意』とか『創造』とか付けないと認められないくらいだから、政府にぴったりだと思う」

「これすら駄目なら、北朝鮮と何も変わらない」
「違法だと言いたいなら、催涙ホログラムで鎮圧すればいい」
「交通を妨害しない集会なら合法でしょ。警察車両をたたいて壊す集会は違法だけどね」
「民主主義社会でデモができないとしたら、それは民主主義として終わっている」

「大韓民国という国は、国民のために存在するのではなく、国家のために国民が存在する」
「アムネスティがここまでするということは、韓国がどれだけ後進しているかが分かるね。恥ずかしい」
「解散させるのは簡単。パソコンをぶち壊せばいいだけだ」(翻訳・編集/吉金)