懐石出身の料理長が手がける絶品アテが、300円台から約40種そろう。「ぽんしゅや 三徳六味」

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ここ数年高まる日本酒ブーム。関西ではおしゃれなバル空間で飲み比べができる、初心者向けの店が急増している。数ある新店の中からブームをけん引する、編集部が一押しの店を紹介しよう!

【写真を見る】酒は黒、その他の料理は値段によって異なる色の串が置かれるため、串の色で会計が一目瞭然!「ぽんしゅや 三徳六味」

■ 「ぽんしゅや 三徳六味」厳選地酒が590円均一!

大阪・福島にある「ぽんしゅや 三徳六味」では、「一銘柄からその時のイチオシを一種ずつ」を信条に、全国の酒店から吟味した地酒を590円で提供している。

中でも、旨味、甘味が強く華やかな香りが特徴的な群馬県の酒「町田酒造 特別純米」(590円)は、初心者でも飲みやすい銘柄だ。お店の人におすすめを聞いて、好みに合ったお酒を探してみよう。

また、ハイレベルな、“アテ”にも注目。「イクラだし巻き」(580円)や脂ののった「天然ブリ刺し」(780円)など、懐石出身の料理長が作る新鮮魚介を使ったアテが、390円から楽しめるところもうれしい。

■ 「Kai本店 醸す」アイディアが光る和洋のコラボ!

大阪・北新地の「Kai本店 醸す」では、きき酒師が季節ごとに吟味する日本酒が、入手困難な限定酒からスパークリングまで幅広くそろう。

イタリアン出身のシェフがアレンジする和洋折衷の料理は、見た目も味も新鮮!日本酒ベースのカクテルもそろっているので、初心者でも安心だ。

純米酒をトニックで割ったカクテル(626円)には、酸味が鴨の旨味を引き立てる「河内鴨の炭火焼き」(2592円)が好相性。メニューはどれも、吟味された日本酒に合わせて考案されているので、この店でしか味わえない絶妙のコラボが楽しめる。

■ 「梅田麹室 豊祝」奈良・豊澤酒造の専門店が大阪駅に登場!

JR大阪駅直結のルクアイーレの地下2階にある「梅田麹室 豊祝」は、手仕事による酒造りにこだわった奈良・豊澤酒造の日本酒専門店。本醸造から大吟醸、女性に人気の「貴仙寿 碧スパークリング」など、多種多様な味わいが楽しめる。

「筍と鴨の重ね揚げ」(648円)など、和食出身の料理長による創作系のアテも要注目。豊澤酒造の銘柄はすべてそろうので、きき酒セット(3種類432円)で多彩な酒肴との取り合わせを楽しむのもおすすめだ!

■ 「京都 中之光庵」和モダン空間で京野菜×そば×地酒

京都・河原町の「京都 中之光庵」では、えりすぐりの日本酒が料理によく合うと好評だ。毎日店内で手打ちするそばを中心に、小鉢メニューからダシの効いた一品、京鴨や丹波黒どりを使ったメニューなど、日本酒と相性のいい料理が多彩にそろう。

京町家をイメージした中庭が眺められる店内には、現代アート作品が飾られている。レトロな家具が配されたスタイリッシュな空間で、上質な鴨や京野野菜を使った絶品料理と手打ちそばを、厳選された地酒と一緒に楽しもう。

■ 「日本酒食堂 SO-KEN」セルフ形式で1杯320円均一!

大阪・中津の「日本酒食堂 SO-KEN」は、福島区や天満の飲食店で腕を磨いた店主が、気軽に日本酒を楽しめるようにとセルフ形式でオープンした。

米と米麹だけで作られているのに、パイナップルのような香りと味わいがあるユニークな「三芳菊 WILD-SIDE 袋吊り雫酒」(60ml・320円)など、店主が気に入った酒を全国から取り寄せ、ほぼ毎日数種の新しい銘柄を仕入れている。

他にも幅広い香りと、力強い辛口からなめらかな甘口まで、約30種そろうセラーから客自らが選ぶことができ、60mlのグラスなら1杯320円均一で楽しめる。きき酒気分で飲み比べもできるので、日本酒入門におすすめな一軒だ!

■ 「日本酒センター ニューキタノザカ」飲み放題&フード持参OK!

セルフ式の飲み放題店「日本酒センター ニューキタノザカ」では、定番銘柄40種、レアものや季節限定など約20種、プレミアものから注目の最新の酒までが120分が2000円、さらに時間無制限であれば3000円で味わえる。

フードは簡単なおつまみの販売のみなので、持ち込みや出前も可能なのに加え、前日までの予約で鍋やガスコンロの無料貸出も行っている。

入手困難の「而今」や「田酒」、微発泡感が新感覚の「風の森」、白ワインのような「No.6」など、地域や味わい、香り、そして旬のものがバラエティ豊富にそろっているので、時間が許す限りたっぷり飲み比べてみよう。【関西ウォーカー】