世界のスマートフォン市場で最大のシェアを獲得しているのは韓国のサムスン電子だが、世界最大のスマートフォン市場である中国では苦戦を強いられている。中国のスマホ市場ではアップルが健闘しているものの、中国メーカーのシェアが急上昇しており、2015年の出荷台数では小米科技(シャオミ)が1位だった。(イメージ写真提供:123RF)

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 世界のスマートフォン市場で最大のシェアを獲得しているのは韓国のサムスン電子だが、世界最大のスマートフォン市場である中国では苦戦を強いられている。中国のスマホ市場ではアップルが健闘しているものの、中国メーカーのシェアが急上昇しており、2015年の出荷台数では小米科技(シャオミ)が1位だった。

 中国のスマホメーカーが近年、著しい躍進を見せていることについて、中国メディアの環球網はこのほど、米メディアの報道を引用し、アップルやサムスンに続くスマホメーカーの巨頭は中国から生まれる可能性があると報じた。

 記事は、アナリストの見解を引用し、中国スマホメーカーは韓国のサムスンやLGのスマホと同等の機能を持った製品を作れるうえ、価格は韓国メーカーのスマホより安いと伝え、今なおサムスンはスマホ市場における巨頭であるとしながらも、中国スマホ市場のシェアは上位5位にすら食い込めていないと指摘したうえで、スマホ事業による利益はかつての半分ほどまで落ち込んでしまったと論じた。

 続けて、中国のスマホメーカーはアップルやサムスンのスマホと大差ない機能を持つ製品を200ドル(約2万2000円)以下で販売しており、デザインと品質の面で急激にアップルやサムスンを追い上げていると主張。さらに追い上げの速度は数年前のサムスンが見せた速度よりも速いと論じた。

 また記事は、中国の一部のスマホメーカーは中国国内の成功を受け、インドネシアやシンガポール、マレーシアなどで積極的に市場開拓を進めていることを指摘。そのほか、欧州や米国などの先進国に狙いを定めているメーカーもあることを指摘し、一部の分析として、中国のスマホメーカーが先進国でアップルやサムスンの顧客を奪う可能性があることを指摘している。

 確かに近年の中国メーカーのスマホは進化が著しい。韓国においてはすでにローエンド市場から参入し、一定のシェアを獲得することに成功している。日本ではアップルのiPhoneが圧倒的なシェアを獲得しているが、実質0円での販売が廃止となったことや、SIMロック解除の義務化といった環境の変化によって中国メーカーのスマホが今後シェアを拡大する可能性もあるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)