台湾のトイレ、“小便器に氷”の謎  医療関係者「悪臭抑制し清掃容易」

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(台中 25日 中央社)お食事中の方には大変申し訳ないのだが、台湾にある男性トイレの小便器には、なぜか大量の氷がたまっていることがある。これまでは疑問より尿意の解決のほうが優先だったため、その理由を深く追求することはなかったのだが、今回、衛生福利部(衛生省)豊原医院(台中市)の劉宗明・総務室主任が、長年の謎を解決してくれた。

▽最大のメリットは「悪臭抑制」

トイレが抱える最大の悩み。それは「悪臭」。排泄されたばかりの尿の温度は約38度。通常は尿に含まれるアンモニアが発散されることによって独特の臭いが出るのだが、氷に触れると急速冷却され、悪臭の発生が抑制できるほか、細菌の増殖が防げるのだという。

また、氷が溶けて流れる水分が増えることで、尿に含まれる老廃物が便器に滞らずきちんと排出されるため、汚れがつきにくくなる効果もあるそうだ。

▽男の“さが”で思わぬ相乗効果

メリットはほかにもある。床の汚れが減ったというのだ。「氷が高くなっている部分を狙っちゃうよね」と話すのは利用者の黄さん。“撃ち方”によっては形を自在に変える氷が男性の子供心をくすぐるのだろう。

豊原医院では全ての小便器に氷を配置。定期的に補充し、快適な空間を維持している。利用者からの評判も上々だという。

(趙麗妍/編集:齊藤啓介)