輸出に依存する韓国で世界経済の回復の遅れに対して警戒の声が高まっている。韓国メディアの亜洲経済の中国語電子版はこのほど、米国や日本、ドイツなど主要国のPMI(製造業購買担当者景気指数)が低下していると伝え、「世界経済のエンジンである製造業の低迷は、韓国の製造業を長期にわたって低迷させる可能性がある」と伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

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 輸出に依存する韓国で世界経済の回復の遅れに対して警戒の声が高まっている。韓国メディアの亜洲経済の中国語電子版はこのほど、米国や日本、ドイツなど主要国のPMI(製造業購買担当者景気指数)が低下していると伝え、「世界経済のエンジンである製造業の低迷は、韓国の製造業を長期にわたって低迷させる可能性がある」と伝えた。

 記事は、金融情報サービス提供会社マークイットのデータを引用し、米国の2016年2月の製造業PMI速報値が12年10月以来最低の数値となったことを紹介。さらに、ドイツの製造業PMIも1月の52.3から50.2まで下落したことを紹介し、「国外の需要低迷を受けてドイツの製造業PMIも下落した」と紹介した。

 続けて、米国やドイツで製造業PMIが低下していることに対し、デフレ圧力が高まっているとの見方を示し、欧州中央銀行がさまざまな対策を行ったにもかかわらず、状況が改善されていないことに失望を示した。

 また記事は、米国や欧州のみならず、アジアの製造業も状況は芳しくないとし、1月の中国製造業PMIが好不況の分かれ目である50を下回る48.4だったことを紹介。また、日本の製造業も減速気味であることを指摘し、中国経済の鈍化が世界に影響を及ぼし始めていることに懸念を示した。

 製造業PMIは景気の先行きを示す「先行指数」とであり、米国や中国で製造業PMIが悪化していることは、世界経済が回復するどころか、むしろ悪化しつつあることを示している。輸出に依存する韓国経済にとって外需の低迷は国内景気の悪化に直結する要因であり、韓国経済も今まさに追い込まれつつあるといえるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)