《こういう夫婦の形もありで、好きだなと思った。山口さんも唐沢さんも眩しいくらい素敵です》《私には、子供が持てるのに持たない生き方をあえて選ぶなんて理解できません》

女優・山口智子(52)の“結婚21年目の衝撃告白”が反響を呼んでいる。2月12日に発売された女性誌『FRaU』3月号には山口のロングインタビューが掲載されていた。

《私はずっと、『親』というものになりたくないと思って育ちました。私は、『子供のいる人生』とは違う人生を歩みたいなと》

『29歳のクリスマス』『王様のレストラン』でヒロインを演じ、人気絶頂となった31歳で、俳優・唐沢寿明(52)と結婚した山口。

「しかし96年の『ロングバケーション』以降、彼女はなぜか連続ドラマ出演から遠ざかりました。その理由についてはさまざま報じられましたが、いちばん多かったのが『子作り・不妊治療のために仕事をセーブしている』というものだったのです」(芸能関係者)

だが今回、彼女自身がそうした報道を完全に否定した形になった。

《私はずっと、子供を産んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました。今でも、一片の後悔もないです。人それぞれ、いろんな選択があっていいはず。(中略)夫としっかり向き合って、二人の関係を築いていく人生は、本当に幸せです》

山口は昨年10月に51歳の誕生日を迎えたが、イタリアレストランで2人きりで食事を楽しむ姿を本誌は目撃している。彼女は子供を産まない理由について《特殊な育ち方をしているので、血の結びつきを全く信用していない》とも語った。前出の芸能関係者は言う。

「山口が6歳のころ、両親が離婚しています。妹は母が育てることになりましたが、山口は父親側に引き取られ、祖母に育てられることになりました。この家族離散は、彼女の人生に大きな影を落としていたのです」

夫・唐沢もかつて自伝『ふたり』でこうつづっていた。

《幼くして両親が離婚したとの事実は彼女の心に大きな空洞を作り、その空洞を人を愛することで埋めようとしているようなところがあった》

これまでもモデルの平子理紗(45)や女優の草刈民代(50)も、“あえて子供を持たない選択”を明かしてきた。だが悩める女性たちにとっては《私はもちろん、世界で一番幸せだと思って生きています》とキッパリ言い切る山口の言葉は、より力強く心に響いたに違いない。『女子と出産〜晩産時代を、どう生きる?』などの著書を持つ女性生活アナリストの山本貴代さんは言う。

「いまでも日本には、“女性は子供を産まなければいけない”“子供を産んでいないと一人前じゃない”といった風潮がありますが、それは多くの女性に対する重圧になっています。 山口さんが幸運だったのは、産まない人生を選択した彼女を理解してくれる唐沢さんというご主人がいたこともあるでしょう」

あえて山口が「子供のいない人生を選択した」と、告白したのは、“産まなかった女性たち”をいわれなき重圧から救いたいという思いがあったはずだ。「産まない女はダメですか?」――それは彼女の“心の叫び”にほかならない。