23日、環球時報によると、香港のテレビ局TVBが22日に放送した番組の字幕に、「繁体字」ではなく「簡体字」が使われたことに、視聴者から苦情が殺到した。写真は中国と香港の旗。

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2016年2月23日、環球時報によると、香港のテレビ局TVBが22日に放送したニュース番組の字幕に、「繁体字」ではなく「簡体字」が使われたことに視聴者から苦情が殺到した。

香港を含め中国のテレビ番組には基本的に字幕が付いているが、同番組では香港で一般的に使用される「繁体字」ではなく中国本土で使用される「簡体字」が使われていた。なお、放送に使用された言語は、香港で一般的に使用されているのは広東語ではなく、中国本土のいわゆる中国語(普通話)だった。

この放送を受け、視聴者からは簡体字の字幕を問題視する声や、「TVBは香港のテレビ局なのだから、広東語と繁体字の字幕を使用すべきだ」といった意見など、1万件に上る苦情が寄せられているという。テレビ局は、「広東語の番組には繁体字の字幕を付けている。普通話の番組のため、簡体字の字幕を付けた」と説明している。

香港の小中学校では現在、簡体字の教育が進められているが、こうした中国による“同化”に対して香港市民の反対は根強く、近年高まりを見せている反中感情の一因にもなっている。(翻訳・編集/北田)