24日、環球時報によると、国際環境保護団体グリーンピースはインドの大気汚染問題をめぐり、「インド人が2015年に吸い込んだ浮遊物の平均値は中国人のそれを超えた」とするレポートを発表した。写真はニューデリー。

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2016年2月24日、環球時報によると、国際環境保護団体グリーンピースはインドの大気汚染問題をめぐり、「インド人が2015年に吸い込んだ浮遊物の平均値は中国人のそれを超えた」とするレポートを発表した。中国とインドの逆転は「恐らく今世紀初」とみており、改善がみられる中国とは対照的にインドの大気汚染は現在進行形で悪化していると警鐘を鳴らしている。

同レポートは「2005年は中国の方が深刻だったが15年に両者が逆転した」と指摘し、05年から11年にかけて中国の大気汚染指数は20%上昇したが、15年は前年から15%改善したと説明。一方、分析対象となったインド15都市の汚染レベルは政府の基準を大幅に超えており、32の観測地点のうち23地点で基準を70%近く上回った。

首都・ニューデリーでは車両のナンバープレートに応じた走行制限が半月にわたって試験導入されたり、排気量2リットル以上のディーゼル車にナンバープレートを交付しないなどの措置が行われているが問題改善にはつながっておらず、排気量1.99リットルのディーゼル車も出現しているもようだ。グリーンピースの関係者は大気汚染対策に対する中国政府の取り組みを評価し、「汚染による影響が広範囲にわたることを考えると、改善計画には国や地域、都市など各レベルの関与が必要」と主張、「汚染改善目標を数字で明確に示すことも重要だ」と話している。

インドメディアによると、中国が大気汚染の観測所を1500カ所整備しているのに対し、インドは全国にわずか39カ所のみ。深刻な状況に見舞われている地域でも十分な観測体制は整えられていない。(翻訳・編集/野谷)