18日、中国紙・環球時報は日本社会の目の不自由な人への配慮について報じた。写真は点字ブロック。

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2016年2月18日、中国紙・環球時報は日本社会の目の不自由な人への配慮について報じた。

中国で目の不自由な人は1300万人いると言われている。人口を13億人とすると、100人に1人の割合だ。しかし、中国のインターネット掲示板で「100人に1人が目の不自由な人なのに、街中でこういう人たちをあまり見かけないのはなぜ?」といった疑問が提起されるほど、中国では見かけることが少ない。

日本ではどうか。少し古いが、2008年の厚生労働省の発表では、目の不自由な人は総人口の0.27%にあたる31万人いると言われている。中国よりも割合は少ないが、街中で目の不自由な人を見かけたことがあるという人がほとんどだろう。記事はこの差について、「目の不自由な人が安心して外出できる環境があるかどうか」という点を指摘している。

日本には目の不自由な人のための設備が至る所にある。たとえば、横断歩道には目の不自由な人のための「音響用押ボタン」があり、音楽が流れることで信号が青であることを教えてくれる。

また、点字も広く普及している。駅では券売機やエレベーターはもちろん、電車内のドアには何号車の何番ドアであるか、階段の手すりにはそこが何番出口であるかという情報が点字で示されている。公共施設や銀行のATMでも同様だ。こうした配慮は生活の中にもある。たとえば、シャンプーの容器の側面にギザギザを付けることでリンスと間違えないようにしていたり、酒類の缶の上部に点字で「おさけ」と表示することで誤って飲まないように工夫されている。

このほか、ほとんどの道路には点字ブロック(地面に設置された黄色いブロック)があり、盲導犬を連れて入ることができる施設や店も多い。また、子どもたちに目の不自由な人の生活を体験させる授業を取り入れている学校もある。

中国ではこうした社会環境がまだまだ整っていないのが実情だ。中国にも点字ブロックはあるものの、点字ブロックの上に自動車を止めたり、露店を開いたり、ひどい場合には点字ブロックの途中に街路樹やマンホールが設置されている所もある。記事は「この問題においては、中国人は日本を認めざるを得ず、日本から学ばなければならない」としている。(翻訳・編集/北田)