23日、韓国の国会で、野党がテロ防止法案の本会議採決を妨害する目的で「フィリバスター(議事進行妨害)」の手法に打って出た。午後7時過ぎから始まった野党議員によるリレー演説は、徹夜で翌日も続いている。写真は韓国の国会議事堂。

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2016年2月23日、韓国の国会で、野党がテロ防止法案の本会議採決を妨害する目的で47年ぶりに「フィリバスター(議事進行妨害)」の手法に打って出た。午後7時過ぎから始まった野党議員によるリレー演説は翌朝も続いており、24日付で韓国の各メディアがこの模様を報じている。

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最初に答弁席に立った「共に民主党」のキム・グァンジン議員は5時間33分に及ぶ演説を行い、ギネスブックに世界最長記録として認定された金大中(キム・デジュン)元大統領の5時間19分を破った。この後、「国民の党」の文炳浩(ムン・ビョンホ)議員は1時間49分発言、午前2時30分ごろからは「共に民主党」の殷秀美(ウン・スミ)議員の発言が始まった。その後も数人の野党議員が演説を引き継ぎ、フィリバスターを続ける予定だ。

一方与党セヌリ党の議員らはキム議員の発言中に本会議場を退席、国会ホールでテロ防止法案可決の必要性を叫んだ。フィリバスター行為を制止するには全議員の5分の3以上の賛成が必要だが、現在の与党の議席数(157席)はこれに達していない。

この報道に韓国のネットユーザーから多数のコメントが寄せられているが、フィリバスターに意義があるとする野党擁護派が優勢のようだ。

「この意義ある行為に国民がもっと関心を持ってほしい」
「久々の野党らしい姿、すてきです。応援してます!」
「(総選挙が予定される)4月まで続きますように」

「リアルタイムで見てるけど、本当にすごいね。でもこれっていつまでやったら終わるのかな?」
「テロ防止法と書き、国民の査察、選挙介入法と読む」
「こうして民主主義さえも脅かされるのか」

「この法案が通ったら独裁政権が完成する。北朝鮮のようにならないために、防がなければならない」
「『すべての法案は朴槿恵(パク・クネ)大統領の思うままに』、これがセヌリ党支持者の本心だ」

「テロ防止法案のどこに問題があるのか、繰り返し議論すべき」
「いろいろニュースは出てるけど、法案に反対する理由に触れたものが一つもない。外国では意味がある法律なのに、韓国にだけないんだよ」(翻訳・編集/吉金)