春節(旧正月)の大型連休中、中国からは多くの人が国外に出国した。中国人旅行客にとって日本も人気の渡航先の1つだが、韓国にも多くの中国人旅行客が訪れており、ソウル市内の観光地はもはや「チャイナタウン」と表現しても過言ではないほどだったという。(イメージ写真提供:123RF)

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 春節(旧正月)の大型連休中、中国からは多くの人が国外に出国した。中国人旅行客にとって日本も人気の渡航先の1つだが、韓国にも多くの中国人旅行客が訪れており、ソウル市内の観光地はもはや「チャイナタウン」と表現しても過言ではないほどだったという。

 韓国メディアの亜洲経済の中国語電子版によれば、ソウル市内の明洞(ミョンドン)はもともと中国人旅行客が多く集まる地域だったが、北朝鮮の核実験などの影響によって一時は中国人旅行客が減少した。だが、韓国政府や商業施設の取り組みが奏功し、訪韓する中国人旅行客は上昇に転じたという。

 韓国観光公社の発表によれば、春節期間中に韓国を訪れる中国人旅行客は15万7000人に達した見通しで、前年比18.7%増となる見込みだという。中国人旅行客が増加するにつれ、韓国の商業施設では中国人旅行客の誘致合戦が白熱しており、中国語で呼び込みをする店員の姿も目立ったという。

 日本で大きな注目を集めた中国人旅行客による「爆買い」だが、記事は「韓国では爆買いの勢いが落ち着きを見せ始めている」と伝え、訪韓する中国人旅行客は増加傾向にあるものの、「消費額は期待されていたほどではない」と主張。一部では、中国経済の減速が中国人旅行客による消費減退につながっているとの見方もあると伝えた。

 爆買いの単価下落は日本でも同様に見られる事象だ。日本の場合、家電など単価の高いものから日用品といった単価の安いものに爆買いの対象がシフトしているとの見方もあるが、中国経済の鈍化によるものなのか、中国人消費者の需要の変化が原因なのか、爆買いブームが今後も継続するのかは見極めが必要となるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)