中国メディアの環球網は24日、日本の共同通信社記事を引用して、水産庁九州漁業調整事務所が23日、日本のEEZ(排他的経済水域)で操業していた中国漁船1隻を拿捕したと伝え、日本側が中国側に日本近海に出漁する漁船量を削減するよう求めていることも紹介した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの環球網は24日、日本の共同通信社記事を引用して、水産庁九州漁業調整事務所が23日、日本のEEZ(排他的経済水域)で操業していた中国漁船1隻を拿捕したと伝え、日本側が中国側に日本近海に出漁する漁船量を削減するよう求めていることも紹介した。

 記事は「中日(日中)両国の信頼が脆弱」であるために、改善は困難との見方を示した。読者から寄せられたコメントでは、「干渉の権利なし」など、強硬な主張が「いいね」を多く集めている。

 記事は、東シナ海だけでなく、日本の太平洋沖合でも、2014年にはほとんど見られなかった中国漁船が現在は大量に操業していると紹介。1000-1500トンの大型漁船が多く、使用が禁止されている大型の網などを使って「稚魚も含めて“一網打尽”にする」漁法も見られるなど、日本で憂慮の声が高まっていることを紹介した。

 さらに、日本の水産庁が中国漁船に対する監視を強め、日中漁業委員会では中国側の漁船数削減を求めていると伝えた。

 記事は、2015年にはいった改善の傾向が見えた日中関係は、今年になり再び悪化しているとの見方を示し、予定されていた岸田外相の訪中も、取り消されたと紹介。ただし、中国側が南シナ海問題や日本北朝鮮への制裁について安倍政権の対応を不満として、受け入れに難色を示したことには触れなかった。

 記事は、上海交通大学日本研究センターの王少晋主任の「日中関係が敏感な時期に、日本側はこの種の漁業における紛糾を慎重に処理すべきだ」、「小さな矛盾を政治の領域にエスカレートすべきでない」との発言などを紹介した。

 同記事に寄せられたコメントで「いいね」が最も多いのは「日本は中国政府になって、気ままに中国に命令するのか。漁船数を減らすだって、笑わせるな。違法行為があれば法律で処置すると言っても、だれが違法行為をさせたのだ(日本側の勝手な法律だ)。中国漁船んおかずに干渉する権利などない」と、漁業資源問題は念頭になく、日本側への強い反発のみを示す主張だ。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)