23日、日本華字紙が「日本のアニメはなぜ依存症を生むのか」について伝えている。写真は中国で出版されている日本の漫画。

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2016年2月23日、日本華字紙が「日本のアニメはなぜ依存症を生むのか」について伝えている。

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日本新華僑報は、「日本の漫画は次から次へと新しい作品が生まれてきており、長きにわたって人気を保ち、依存症を生み出すのは簡単なことではない」と指摘。そのポイントについて解説している。

まず、記事が「日本の漫画のすごいところ」として挙げたのは、「生活の細部が描かれているところ」だ。たとえSF色の強い作品であっても、どこか生活の息遣いが漂っていて、登場人物の性格にしろ、ストーリーにしろ、そこに読者の生活の原型を見ることができる。ここでは例として、バスケットボールを題材にしたアニメ「スラムダンク」を紹介。「誰もが経験する青春と愛をテーマとしている」としている。こうした生活の細部が描かれていることで、読者や視聴者の共感を呼ぶと記事は指摘している。

次に、常に新鮮さがあることだ。日本の漫画は長いものでは数年から十数年連載されることもあるが、こうした作品は時代や流行によって変わる読者の心をつかみ続ける「新鮮さ」を常に生み出している。その際によく用いられるのが、「主人公が常に挑戦し続け、レベルアップし続ける設定」だといい、例として「ドラゴンボール」や「ガンダム」などの名作を挙げている。

そして最後に、人の心に訴えかけてくるものがあることだ。記事は、「作品は作者の思想を伝達するものだが、その思想が強過ぎると説教臭くなり、読者や視聴者から排除される。同様に、思想の基礎がないアニメもすぐに忘れ去られる」と指摘する。人気を獲得し続ける作品は、そうした思想がじっくりと浸透していくといい、作者の感情や価値観が前面に押し出されることなく、細部に込められていることで、読者や視聴者はそれを見て笑ったり泣いたりするなかから人生の道理を感じ取ることができるのだという。

記事は最後に、「心の機微や生き生きとした性格、豊かな思想は日本のアニメの魂であり、これらの特徴が作品に文学性、ドラマ性、連続性を与えている」と指摘している。(翻訳・編集/北田)