ライオンの走るスピードはある調査では時速58km、噛む力は約300kgとされている。武器を持たずに人間が太刀打ちできる相手ではないが、中国メディアの今日頭条はこのほど、清王朝時代に眠れる獅子と恐れられながら力を発揮できなかった中国が、現在は実質的に世界一の軍事潜在力を有している点について論じている。(イメージ写真提供:123RF)

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 ライオンの走るスピードはある調査では時速58km、噛む力は約300kgとされている。武器を持たずに人間が太刀打ちできる相手ではないが、中国メディアの今日頭条はこのほど、清王朝時代に眠れる獅子と恐れられながら力を発揮できなかった中国が、現在は実質的に世界一の軍事潜在力を有している点について論じている。

 記事はまず中国国内の整備された鉄道インフラの存在を指摘し、2015年の春節の時期、この発達した鉄道網は40日間で延べ28億人もの人びとを移動させたと紹介している。これを仮に軍隊の輸送能力に置き換えて考えるなら、中国の20個師団が1日で2000キロメートル移動できる能力に相当すると指摘している。師団は国や時代によって人数が異なるが、仮に1万人とするなら20個師団は20万人の兵力となる。

 青森-沖縄間が直線距離で約2019キロメートル、自衛隊の現員数は約22万7000人であることを考えると中国の鉄道網がかなり発達していることがわかる。つまり有事の際に中国はこの発達した鉄道網を使って自在に兵力や物資を必要な場所に送り届けることができるというわけだ。しかしこれは中国の軍事潜在力の一部に過ぎない。

 記事は米国の雑誌「ナショナル・インテレスト」の分析を紹介。雑誌は中国が望みさえすれば数週間という短期間に1000万人の優秀な兵員を招集、また7億5000万人の兵力を動員することができると分析している。さらに同誌によれば中国は半年で3500両の戦車、1万両の装甲車、何千機もの軍用機を生産できる経済力を有する。

 中国の軍事面における潜在力は非常に大きいことがわかるが、「これは米国とロシアだけができることである」と胸を張っている。かつて眠れる獅子といわれた中国は現在、獅子としての実力を有していると言えるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)