23日、ノキアが半年ぶりに携帯電話市場に帰ってくる。ラジーブ・スリCEOがこのほど開催された世界的なモバイル見本市「MWC2016」で明らかにした。写真はノキアの広告。

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2016年2月23日、ノキアが半年ぶりに携帯電話市場に帰ってくる。ラジーブ・スリ最高経営責任者(CEO)がこのほど開催された世界的なモバイル見本市「MWC2016」で明らかにした。北京商報が伝えた。

だが消費者がすぐにノキアの新製品を手にできるわけではない。スリCEOはMWC2016で、「弊社には目下、具体的な時間割があるわけではなく、十分な時間をかけて再登場の準備をしたい。すでに10年計画を制定しており、過去に登った高みに再び到達したい考えだ」と述べた。

マイクロソフトとの合意ではノキアは短期的には携帯電話市場への復帰ができないことになっていた。2014年4月、マイクロソフトはノキアの携帯事業を買収し、当時交わされた買収取引の条項を踏まえ、ノキアは取引完了後30カ月以内はモバイル機器市場に参入しないことに同意していた。つまり、ノキアは早ければ2016年下半期に携帯市場に参入できるということだ。スリCEOは、「2016年に復帰する可能性もあり、もう少し遅くなる可能性もある」と述べた。

実際にはノキアのスマートフォン市場復帰は意外なことではない。ノキアは15年7月に出した公告で、携帯市場に復帰するとしていた。またノキア携帯の復帰の道はブランドライセンスに基づくもので、協力パートナーを確保し、協力パートナーが製品の製造、販売、市場関連事業、アフターサービスなどを担い、ノキアはデザインと技術を提供するとしていた。ノキアは14年末にタブレットコンピューター「ノキアN1」を発売した際にこうした形式を採用しており、富士康が協力パートナーだった。

競争が激化する携帯市場を前にして、ノキアの今回の市場復帰計画に対する業界の評価は辛い。専門家の潘九堂(パン・ジウタン)氏は「微博」(ウェイボー)で、「ノキアの市場復帰の動きは、ブランドのライセンスを富士康などの企業に授与するついでに、余っている工場を富士康に押しつけ、主に新興市場をターゲットにして、ブランドバリューの最後の一滴まで搾り取ろうとするものだ」と指摘した。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/武藤)