「空港で中国人女性2人がけんかをして、1人が傷害罪で逮捕」、「子供が新幹線の通路で大便たれても知らんぷり。同じ人間とは思えないね」――。中国のネットメディアは21日から23日にかけて次々に、日本では中国人の素行の悪さが嫌悪されていると報じた。

 同記事は、中国のSNSである微信を利用して、在日中国人が情報を発信しているという「東京新青年」が21日に紹介。航空・旅行関連の情報サイトの民航資源網が情報を整理して再記事化。さらに、映像新聞網や、中国最大手ポータルサイトのひとつ、新浪網などが23日までに次々に紹介した。

「東京新青年」は、日本の全国ネットのテレビ局がニュース番組で、「中国人同士“爆買いカート衝突”で女逆上、平手打ち」報じたと紹介した。

 自称・建設会社社長の中国人のカートが別の中国人女性のカートにぶつかり、注意されて逆上して相手の顔を平手打ちして唇を切るけがをさせた。警察は平手打ちをした女を傷害罪で逮捕した。

 「東京新青年」は、同件について日本で寄せられたコメントを紹介。「金は持っていても心が極貧」、「本当にこういう人を歓迎する人があるのでしょうかね?」、「子供が新幹線の通路で大便たれても知らんぷり」など、中国人に対する強い嫌悪感を示す書き込みが続いたと強調した。

 その他のサイトも「恥知らず」、「日本のネット民が議論」、「道徳なし」などの表現を交えて紹介した。

 なお、日本で書き込まれた「新幹線で大便」の真偽は不明。中国では2013年、「広東省広州市内の地下鉄車内で少年が大便をし、一緒にいた父親らしきは放任した」とするインターネットへの画像付き投稿があり、全国的に批判の声が集中したことがある。

 中国では、10年以上も前から、「旅先での素行の悪さ」をメディアが訴え続けている。SNSが普及してからは、中国人自身が、憤りや反省を求める声を披露することが多くなった。日本旅行に関連しては特に、日本人のマナーを称賛することが圧倒的に多く、「自分も日本人と同じようにしたら、気持ちがよかった」といった書き込みが寄せられる場合がある。

 しかし、中国人旅行客に対するイメージが向上したとは言えない状態だ。特に上記事件のようなトラブルは、実際には例外的であったとしても、日本人の対中国人の心象を大きく傷つける。

 他人との対立が発生した場合、日本人は「対立が発生したこと自体が問題だ。自分に少しでも非があれば、その点については認めねばならない」と考えることが多い。

 中国人の場合、相手を「自分に立ち向かってきた敵」とみなし、「相手に勝つ」ことに発想が偏る場合が比較的多いとされる。

 成田空港で中国人が逮捕された事例についても、日本では「一言スミマセンと言えば、なんということはない」との指摘が寄せられたという。「いたずらに対決するよりも、可能であれば丸く収めた方が得」という日本人的な知恵または発想が示された。(編集担当:如月隼人)(写真は新浪網の23日付報道の画面キャプチャー)