早くも『X-MEN』シリーズで最高の興収に! - 映画『デッドプール』より
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 先週末(2月19日〜2月21日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、マーベルコミックスの過激で下品な異色ヒーローを主人公にしたR指定映画『デッドプール』が興行収入5,647万167ドル(67億7,642万40円)を上げ、2週連続となる首位に輝いた。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル120円計算)

 『X-MEN』シリーズのスピンオフとして、不死身のデッドプール(ライアン・レイノルズ)誕生の物語を描く同作。累計興収は2億3,686万5,054ドル(約284億2,380万6,480円)に達し、2週目にして早くも2006年の『X-MEN:ファイナル ディシジョン』の最終興収2億3,436万2,462ドル(約281億2,349万5,440円)を抜き去り、『X-MEN』シリーズ8作中最高興収を記録した。

 『エリザベス』のジョセフ・ファインズと『ハリー・ポッター』シリーズのマルフォイ役で知られるトム・フェルトン共演のキリスト教ドラマ『リズン(原題) / Risen』も興収1,180万1,271ドル(約14億1,615万2,520円)で3位デビューと好調。キリストを処刑した総督に命じられ、復活したとうわさされるキリストを捜すローマ人戦士(ジョセフ)の姿を描く。

 4位には、インディペンデント映画の祭典であるサンダンス映画祭で監督賞に輝いたホラー映画『ザ・ウィッチ(原題) / The Witch』が興収880万230ドル(約10億5,602万7,600円)で初登場。これは、『エクス・マキナ(原題) / Ex Machina』や『ルーム』などを配給してきた2012年設立のA24史上、最高のオープニング興収だ。伝説的陸上選手ジェシー・オーエンスの伝記映画『レース(原題) / Race』は興収735万3,922ドル(約8億8,247万640円)で初登場6位となった。

 今週末は、タロン・エガートン&ヒュー・ジャックマン共演ドラマ『エディー・ザ・イーグル(原題) / Eddie the Eagle』、『ノウイング』のアレックス・プロヤス監督が手掛けたアクションファンタジー『ゴッズ・オブ・エジプト(原題) / Gods of Egypt』などが公開される。(編集部・市川遥)

2月19日〜2月21日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『デッドプール
2(2)『カンフー・パンダ3(原題) / Kung Fu Panda 3』
3(初)『リズン(原題) / Risen』
4(初)『ザ・ウィッチ(原題) / The Witch』
5(3)『ハウ・トゥ・ビー・シングル(原題) / How to Be Single』
6(初)『レース(原題) / Race』
7(4)『ズーランダー2(原題) / Zoolander 2』
8(7)『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
9(5)『レヴェナント:蘇えりし者』
10(6)『ヘイル、シーザー!』