栄養ドリンクもそう! 薬の服用量を守るべき理由

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あらゆる 医薬品 には守らなければならない「用量・用法」が定められています。
まれに、市販の鎮痛剤や栄養ドリンクなどを「効かないから」といって定められた用量以上に飲む人もいますが、これは大変危険な行為なのです。

薬は飲み方次第で「毒」にもなる!?


たとえば市販薬の外箱を見ると、そこには必ず「効果・効能」とともに「用量・用法」についての注意が書かれているはずです。
薬が認可されるまでには、さまざまな動物実験や臨床試験により、「どれぐらいの量で効果が出るのか」ということと、「どのぐらいの量で人体に毒になるのか」ということも確認されています。それをもとに決められたのが、薬の「用量・用法」なのです。
あらゆる薬にはさまざまな作用があり、そのうち病に有効な作用を私たちは「効果・効能」と呼び、体に有害な作用を副作用、すなわち「毒」と呼んでいるだけなのです。効果が欲しいからといって「超えた」用量の薬を服用すると、毒の部分もおなじように人体の許容量を「超えて」現れてしまう可能性があるのです。
医薬品 が「治療効果」と同時にあわせもっている「毒性」は、基本的に用量や用法を守っている限り、人体に深刻な害を与えることはないとされています。しかし、過剰に服用した場合には、中毒を引き起こすなど、身体の機能に悪影響を与えるリスクが高くなってしまうのです。また、さらに深刻な場合は毒性が「致死量」となって死亡してしまうケースもあるのです。

ほかの薬や食べ物との関連は?


そのほかにも、薬には相互に作用することで、せっかくの効果を弱めてしまったり、副作用を強めてしまったりする場合もあります。これは「薬の飲み合わせ」といわれるケースで、食べ物・飲み物に含まれる成分が薬に影響する場合もあることを指します。
抗アレルギー剤・降圧剤など、常用している薬などがある場合や、複数の薬を同時に飲むような際には、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。
コーヒーやアルコールなど薬の作用・副作用を強める可能性のあるものと同時に服用しないことはもちろんですが、食べ物との関連についても不安がある場合は医師や薬剤師に問合せることが大切です。

エナジードリンクは「一時しのぎ」に


また、用量・用法を遵守しなければならないのが、栄養ドリンク( 医薬品 または医薬部外品。まれに清涼飲料水に分類されるものもある)を飲む場合も例外ではありません。
「飲むと元気が出る」タイプの栄養ドリンクには、カフェインや糖類・アルコールなどが含まれているため、大量に服用したり、常用したりすることで身体に悪影響を及ぼすリスクが高くなるのは薬と同じなのです。実際に、アメリカでは14歳の少女が多量のエナジードリンクを服用した後に死亡した事故がニュースになりました(死因はカフェインの過剰摂取)。
あくまで、栄養ドリンクは疲れがひどいときや、病気などで体力を消耗しているときの「一時しのぎ」と認識して、定められた用量・用法を守って使用しましょう。

執筆:Mocosuku編集部