23日、澎湃新聞によると、22日午前に上海市虹口区にある旧日本軍の従軍慰安所「海の家」の取り壊し作業が始まったが、午後には作業が中止された。

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2016年2月23日、澎湃新聞によると、22日午前に上海市虹口区にある旧日本軍の従軍慰安所「海の家」の解体作業が始まったが、午後には作業が中止された。

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同日午前、作家の陳丹燕(チェン・ダンイエン)氏がSNSで「旧日本軍の慰安所『海の家』の跡地が解体されている。これはいけない」とつぶやき、これを知った複数のメディアが現場に取材に訪れた。ところが、午後5時の時点で記者が再び現場を訪れると、解体作業は中止されており、正門には鍵がかけられていた。現場の作業員は「上からの指示だ」とだけ話した。

「海の家」は1939年から日本の敗戦まで運営されていた「上海で最大規模」の慰安所。多い時では日本人10人、中国人20人、朝鮮人10人の計40人余りの慰安婦がいたという。現在、外壁には現地政府による徴収を示すマークが記されている。

この報道に、中国のネットユーザーからは、「歴史の旧跡はみんなこうやってダメにされてしまう。今回は幸い、魔の手から逃れたな」「自分たちが歴史を尊重していないのに、相手に歴史の反省を促すことができるのか?」「こういう保存価値のある建築物をなぜ簡単に取り壊そうとするんだ。口では5000年の歴史なんて言ってるが、歴史的な建築物がいくつ保存されてるんだよ」「日本が中国で残した罪の証拠はどんどん覆い隠されていく」など、取り壊しに反対したり、憂慮を示したりする声が圧倒的だった。(翻訳・編集/北田)