子育てに悩む親たちから「子は親の鏡」がじわじわ再注目 

写真拡大

子を持つ立場となった人ならば誰しもぶつかる子供へのしつけ。
叱りすぎてないだろうか、この子の可能性の芽を摘んでいないだろうか、でもこれは注意しなければいけない、どういう言い方が良いんだろうか……常にそんな問いが心の中で繰り返されています。でも時にはついカッとなり、感情を先走らせ強く叱ってしまうことも……。

【関連:寝つきが悪い人に救世主! めざましテレビで紹介の「音読したらすぐ寝落ちできる絵本」】

子供と遊ぶ母親

そんな悩める親たちの間で長く読まれている詩があるそうです。
中にはトイレの壁に貼って毎日読むという人も。

書いた人物は子育て本のベストセラー『子どもが育つ魔法の言葉』の著者・ドロシー・ロー・ノルト博士。
日本では皇太子殿下が45歳の誕生日の際、感銘を受けた詩として紹介したことで広く世間に知られていますが、このところSNSを中心に改めて詩の内容が見直され拡散されていました。

なお、詩の原文は英語でタイトルは「Children Learn What They Live」。日本では「子は親の鏡」というタイトルで紹介されています。

翻訳は出版されているものの他、色んな方が訳したいくつかの訳がネット上には存在し、拡散されているものにも複数訳を確認しています。そこで本稿では、原文直訳に近いものを選びつつ、話題の詩を紹介したいと思います。

−−−−−−−−−−−−−−−

子供たちは、批判ばかり受けると、人を非難することを学びます。
子供たちは、いがみあいから、人と争うことを学びます。
子供たちは、恐怖を感じる環境から、人の顔色をうかがうことを学びます。
子供たちは、哀れみを受けると、自分はみじめなんだと学びます。
子供たちは、笑いものにされてしまうと、内にこもることを学びます。
子供たちは、他人を羨んでばかりの人から、他人をねたむことを学びます。
子供たちは、叱られてばかりいると、「自分は悪い子なんだ」と学びます。
子供たちは、励まされると、自信を持つことを学びます。
子供たちは、寛大な心から、我慢することを学びます。
子供たちは、誉められると、人に感謝することを学びます。
子供たちは、人に受け入れられると、人を愛することを学びます。
子供たちは、認められると、自信がつくことを学びます。
子供たちは、努力を認めて貰うと、目標を持つ素晴らしさを学びます。
子供たちは、分かち合うことから、相手を思いやることを学びます。
子供たちは、正直さから、誠実さを学びます。
子供たちは、公平から、正義を学びます。
子供たちは、やさしさと思いやりから、尊敬することを学びます。
子供たちは、安心できる環境で育つと、自分を信じ人を信じることも学びます。
子供たちは、親しみに満ちた雰囲気の中で育つと、世界は素晴らしいという事を学びます。

Copyright(c) 1972, 1998 by Dorothy Law Nolte
−−−−−−−−−−−−−−−

上記は直訳に近いものを選んだため、出版されたり他に出回っている訳とは表現が異なる場合があります。PHP研究所『子どもが育つ魔法の言葉』の公式ページには公式の訳詞が掲載されています。より興味のある方は、ぜひそちらをご覧ください。

でも直訳にしてもすごく心に響く言葉達。どれも当たり前のことではありますが、こうして書かれる事で改めて自分自身を見直すきっかけにもなります。

このところ、育児に関する嫌な話題ばかりが報じられています。育児に完成形はありませんが、でも一人でいるとつい冷静さをうしなうことも。
この詩全てその通りに育児という訳にはいかないでしょう。でもたまに思い出すことで、心に沸いた鬼をそっと抑えるのには役立てられるかもしれません。

▼参考
Children Learn What They Live(url)
PHP研究所『子どもが育つ魔法の言葉』(url)
育児・これだけは知っておこう『子は親の鏡 : Children Learn What They Live』(url)

(文:栗田まり子)