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オンラインバックアップサービス企業のBackblazeがこのほど、「Hard Drive Reviews: Update on 2015 Hard Drive Reliability 」において、同社のデータセンターにおけるハードディスクの使用状況や故障率などを紹介した。実際に大量のハードディスクを使用しているサービスにおけるハードディスクの故障率などが示されており、参考になる。

BackBlazeのデータセンターは2015年初めは3万9690個のハードディスク(882個のストレージポッド)を利用していたが、2015年終わりには5万6224個のハードディスク(1249ストレージポッド)まで増加させている。2015年はストレージサイズを増加させるとともに、ハードディスクの交換を進めた年だったとも説明している。

報告されている内容から特に興味深いものをまとめると次のとおり。

・2013Q2〜2015Q4までの累積で最も故障率が低かったハードディスクメーカーはHGST。これに東芝とSeagateが続き、最も故障率が高かったハードディスクを出したメーカはWestern Digitalとなった。中でも、HGSTの故障率の低さは他のメーカーを圧倒している。
・3TBのハードディスクはSeagateの特定のモデルの故障率が突出して高く、Seagate ST3000DM001などは2015/12の段階での故障率が28.3%まで増加している。
・2015年の終わりまでにハードディスクの交換を進め、データセンターで使っているハードディスクの75%が4TBのハードディスクになった。4TBのハードディスクにおいてもHGSTのハードディスクの故障率が突出して低い。
・入れ替え対象としてSeagateの4TBのハードディスクを中心に購入している。HGSTよりも故障率は高いものの廉価であり、6TBと比較してもまだ4TBのほうが価格的に有利。また、購入しやすさと消費電力の双方において4TBのハードディスクのほうが利点が大きい。

ハードディスクは故障が発生しやすいデバイスとしても知られている。どのモデルが故障しやすく、どのモデルが故障しにくいかといったことについて、多くのユーザーが関心を持っているはずで、この調査結果は役に立つだろう。

(後藤大地)