中国で活躍する日本人俳優の矢野浩二さんがこのほど、平成27年度外務大臣表彰を受け、北京の日本大使公邸で表彰状授与式が行われた。外務省によれば、日本と中国との相互理解の促進が功績として評価されての表彰だ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国で活躍する日本人俳優の矢野浩二さんがこのほど、平成27年度外務大臣表彰を受け、北京の日本大使公邸で表彰状授与式が行われた。外務省によれば、日本と中国との相互理解の促進が功績として評価されての表彰だ。

 矢野さんは中国でもっとも有名な日本人の1人だ。中国では俳優として多くのテレビドラマや映画に出演しているほか、近年はバラエティー番組などでも活躍している。中国メディアの騰訊はこのほど、矢野さんが外務大臣表彰を受けた理由について考察する記事を掲載し、「矢野さんは日本人にとって成功の模範であり、奇跡なのだ」と論じた。

 記事は、矢野さんがこれまで中国の抗日映画などで、最後には死を遂げる不遇の旧日本兵などを演じ続けてきたことを紹介し、矢野さんが中国で演技を行うことに対して、日中で愛国や売国といった非常に敏感な話題の対象となるケースがあったことを紹介。

 一方、中国でも日系車に乗ること、日本製品を購入することが売国とみなされるケースがあることを指摘し、相手の国に貢献することが売国だというならば、なぜ日本政府は矢野さんを表彰したというのかと、中国の愛国や売国をめぐる議論に疑問を投げかけた。

 また、矢野さんが中国で成功するまでの軌跡を紹介、紆余曲折があり、決して簡単に成功したわけではないことを紹介したうえで、「矢野さんは日本人にとって成功の模範であり、奇跡なのだ」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)