異郷の地を旅するさい、観光客は多いけれど「絶対外せない定番」の場所に行くことを好む人と、「みんながあまり行かないところに行きたい」と思う人がいる。日本を訪れる中国人観光客の間では近ごろ、後者のニーズが高まりつつあるようだ。(イメージ写真提供:123RF) 

写真拡大

 異郷の地を旅するさい、観光客は多いけれど「絶対外せない定番」の場所に行くことを好む人と、「みんながあまり行かないところに行きたい」と思う人がいる。日本を訪れる中国人観光客の間では近ごろ、後者のニーズが高まりつつあるようだ。

 中国メディア・新浪は20日、「京都は花見の人でいっぱい まだまだ観光客が少ない日本の処女地」というタイトルの記事を掲載。これから桜のシーズンを迎える日本への旅行を計画している中国人観光客に対して「東京、大阪、京都といった定番の場所は大勢の観光客がいることは想像できるだろう」とし、まだ中国人観光客にはあまり知られていない日本の観光名所の数々を紹介した。

 記事が取り上げたのは、美瑛の青い池(北海道)、白神山地(青森・秋田)、松島(宮城)、立石寺(山形)、花見山公園(福島)、袋田の滝(茨城)、江の島(神奈川)、日光の杉並木(栃木)、十日町の棚田(新潟)、白川郷(岐阜)、山中湖(山梨)、上高地(長野)、熊野古道(和歌山)、鳥取砂丘(鳥取)だ。

 日本人からしてみれば、いずれも全国的に有名な観光スポットであり「処女地」というイメージではない。中国メディアがこのような場所を未開拓の観光地として選ぶ背後には、これまでいかに中国人観光客が東京、大阪、京都といった「ゴールデンコース」に集中してきたかが伺える。

 記事が挙げたスポットは東北、関東、中部地域に偏っていて、四国・九州に至っては1つもノミネートされていない。これらの地域にも当然ながら美しい観光スポットはたくさんある。とくに九州地方には古代における日中交流に関連する場所も多い。これらの地方観光地にとっては、これからが高い消費力を持つ中国人観光客誘致の本番と言えそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)