中国の浙江省台州市で以前、5000羽ものアヒルが群れを成して道路を行進するという出来事があった。飼い主の導きに従順に従うアヒルの本能には驚かされるが、中国メディアの新浪はこのほど、中国人が日本メーカーのコンドームを爆買いするのはまるでアヒルの群れのような理性なき群衆行動であると警告している。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国の浙江省台州市で以前、5000羽ものアヒルが群れを成して道路を行進するという出来事があった。飼い主の導きに従順に従うアヒルの本能には驚かされるが、中国メディアの新浪はこのほど、中国人が日本メーカーのコンドームを爆買いするのはまるでアヒルの群れのような理性なき群衆行動であると警告している。

 中国人が日本製のコンドームを爆買いするのはなぜだろうか。記事はその理由として中国国内にコンドームの偽ブランド品が広く出回っていることを挙げている。2015年4月、上海警察は300万個以上の粗悪な偽ブランド品を押収した。また広東省の警察によれば粗悪品は大手ネット通販サイトを通じて販売され、その販売額は1000万元(約1億7247万円)にのぼったという。

 中国国内に粗悪品が横行していることを物語る数字だが、もし粗悪品を利用するなら望まない妊娠を招いたり、性病に感染する可能性も上昇する。そのような理由から安心を求めて日本製品に頼る中国人を強く非難することはできないと記事は説明している。

 また記事は中国製コンドームの一部製品は明らかに「コンドーム」であることがわかるパッケージになっており、消費者の買い求めやすさを考えるなら日本製のそれとわかりにくいパッケージを学ぶべきだと指摘。一方で、中国人が日本製コンドームを爆買いする現象は「行き過ぎだ」と非難する。非難の根拠として、中国製コンドームの工場見学の経験を紹介、正規品は厳格な検査が行われているうえに品質も日本製と大差はないと主張した。わざわざ日本まで出かけていって安心を買わなくとも、正規のルートでならば中国でも十分安心は買えるという意味だろう。だが、問題はどこで購入するのが正規のルートで、非正規のルートがどこなのかが消費者には分からないということだ。

 露骨なパッケージに関しても、コンドームだとわかりにくいデザインの中国製品もある。さらに日本製コンドームを爆買いしたところで、コンドームには使用期限があるうえに贈り物としてもふさわしくはない。記事が結論として警告しているのは、中国人が日本製コンドームを買うのはクチコミを盲目的に信頼し、追従しているからにほかならず、製品が有する実際の品質を購入の判断材料とはしていないという点だ。記事は「アヒルのように群がる」という中国の成語を用いて、理性によらず本能で飼い主に追従するアヒルの群れのような中国人の行動に警鐘を鳴らしている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)