21日、韓国・聯合ニュースは韓国で姦通罪が廃止され1年が経過した現状を伝えた。資料写真。

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2016年2月21日、韓国・聯合ニュースは韓国で姦通罪が廃止され1年が経過した現状を伝えた。

昨年2月26日、韓国憲法裁判所が不倫行為を処罰する刑法第241条に違憲決定を下し、韓国で不倫は罪ではなくなった。これにより、ソウルの興信所は仕事の大部分を占めていた不倫調査依頼が減り、売り上げがほぼ半減した。不倫被害者が興信所に巨額の費用を支払い、調査依頼をしていたのは姦通罪で配偶者と不倫相手を刑事処罰すると共に、示談金を受け取ることができたからだ。特に公務員は不倫の事実が明らかになれば仕事を失う可能性があり、効果が大きかった。

それが、昨年2月から姦通罪も示談金の受け取りもなくなり、不倫被害者が週に数百万ウォン(数十万円)を出して証拠を集める理由がなくなった。興信所の社長は「姦通罪が廃止され、仕事が半分近くに減った。今は離婚裁判に明白な証拠が必要ないため、興信所の代わりに、そのお金で離婚専門の弁護士の所に行く」とため息をついた。

また、姦通罪がなくなったことで、不倫カップルをつなぐサービスが始まった。代表的な企業がカナダにサーバーを置いたアシュレイ・マディソンだ。この会社は、姦通罪がまだ存在していた2014年3月に韓国語サービスを開始したが、韓国放送通信委員会によって接続遮断措置がとられていた。しかし姦通罪廃止後、遮断措置が解除され、サービスを再開している。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「興信所は大打撃だろうな」
「興信所は今まで人の不幸に付け込んで稼いでいたから天罰が下ったのだ」
「姦通罪廃止に感謝する」

「結婚したけどお互いに合わなくて離婚するのと不倫するのとは意味が違うぞ」
「結婚は信頼と愛の約束であり、一緒に住んでいると幾度となく危機は訪れる。これを乗り切るのに必要なのは制度や法律じゃなくて、一人一人の靭性と家族の共同体としての幸せを追求する気持ちだ。現実逃避して不倫に走るのは論外だ」

「アダルト動画サイトは遮断しておいて、不倫サイトは大きく展開している。矛盾を感じる」
「不倫は合法で、性の売買は違法?釈然としない」
「そもそも不倫なんてものが間違っている。自分の配偶者を軽く見ているから、不倫なんてことをするんだ」

「そもそも姦通罪がなくなったのは、法を作った側の者が姦通をしているからじゃないのか?」
「韓国で姦通罪を廃止するのは時期尚早だったと思う」(翻訳・編集/三田)