インフルエンザの流行に加え、「春一番」とともに今年も花粉の飛散が始まった。日本人にとって、マスクが手放せないシーズン真っ只中だ。しかし、多くの市民がマスクをつけて街を歩く光景は、中国人を含む外国人にはやや奇妙に映るようである。(イメージ写真提供:123RF) 

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 インフルエンザの流行に加え、「春一番」の観測とともに今年も花粉の飛散が始まった。日本人にとって、マスクが手放せないシーズン真っ只中だ。しかし、多くの市民がマスクをつけて街を歩く光景は、中国人を含む外国人にはやや奇妙に映るようである。

 中国メディア・羊城晩報は20日、「日本人はどうしてマスクをするのが好きなのか」と題した評論記事を掲載した。記事は、日本の街角ではオシャレな若い男女から制服を着た従業員までみなマスクを装着していると紹介。「美しい環境で有名なうえ、大規模な伝染病がない日本で、どうして毎日マスクが手放せないのか」と問題提起した。

 そのうえで、「実は、日本人がマスクを着けるのには、単に衛生面の問題以外にも特殊な原因があるのだ」とし、日本の花粉症を紹介。この「国民病」は春になると猛威を振るい、日本国民は自己防衛としてマスクをするのだと説明した。

 さらに、一部の若者の間ではマスクをメガネと同様にファッションアイテムとして装着する風潮があるとも伝え、肌の保湿や小顔効果、さらにはサングラス同様他人に素顔を見られにくくするという「対人コミュニケーションにおいて、自分を心の内を隠すもの」としても好んで用いられていると紹介。「他人にどうみられているか」を意識しすぎることによる「マスク依存症」も、花粉症同様に「国民病」と言えるだろうと称している。

 一見コワモテに見えるサングラスの男性の素顔が、実はつぶらな瞳をした優しそうな顔だった、というケースは結構ある。サングラスはその人のイメージを大きく変えるが、口を含む顔の大部分を隠すマスクも、相手に与える印象に大きく影響する。本来衛生用品であったマスクにファッション性や別の用途を持たせるというのは、ある面では中国のネット上で盛んに「学べ」と叫ばれているイノベーションの産物とも言えるのではないだろうか。(編集担当:今関忠義)(イメージ写真提供:123RF)