中国メディアの中華網はこのほど、日本は中国を意識した行動を繰り返していると主張し、「日本は何かにつけて中国に敵対してくる」と論じる記事を掲載、その行動が中国に与える影響について分析した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの中華網はこのほど、日本は中国を意識した行動を繰り返していると主張し、「日本は何かにつけて中国に敵対してくる」と論じる記事を掲載、その行動が中国に与える影響について分析した。

 記事はまず、日本が2016年8月に開かれる第6回アフリカ開発会議(TICAD)で、アフリカ諸国に対して農業から医療まで各方面60の項目にわたる援助を提案する予定だと紹介。日本は「アフリカでの存在感を強めて、中国に対抗したい考えだ」とした。さらに、日本は高速鉄道やアジアへの投資などでも「中国に敵対した行動」をとっていると断定した。

 一方で、こうした日本との競争は中国にとってデメリットばかりではなく、メリットもあると主張。まずデメリットとしては、日本は米国に味方して「東アジアから南シナ海にまで中国をけん制している」とし、中国にとって不利益につながるとした。しかし、「日本による刺激は中国に警戒心を持たせ、自国を強めるのに役立ってきた」という点をメリットとして挙げた。

 また、日本の存在は中国が各国との協力関係を築くうえで「敷居が高くなる」こともデメリットだとしつつも、日本がアジアやアフリカに投資することは、これらの地域の発展を促進することになると指摘。これは中国が目指していることであり、常に市場を探している中国にとっては良いことであり、「この種の競争は益になる」と分析した。

 続いて記事は日中の「良質な競争」を利用して、日本がアジア、アフリカでさらに多くのインフラ投資を促すならば、ヨーロッパ・アジア・アフリカ大陸間の相互発展を促すことになると主張。そしてこれは、中国が提唱する一帯一路構想の実現に役立ち、日本の力を中国の力と変え、最終的に日本さえも取り込むことができると論じた。

 結論として、「たとえ敵対する国であっても、十分に敵の力を利用して、人類社会と中国の発展に利用すべきで、相手が敵だからといってすべてを拒否すべきではない」と主張。こうした主張の隅々から中国の日本との競争における「余裕」が感じられるが、極めてしたたかな中国に渡り合うにあたっては、日本としては中国以上のしたたかさが求められることになるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)