佐川急便株式会社公式サイトより

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 青と白の横縞ユニフォームを着た凛々しい"佐川男子"のイメージが世間に定着している大手配達業者の「佐川急便」。最近、「配達予定日に来なかった」など様々なウワサが飛び交っている。

■配達予定日に来ない? 一部で話題に

「問い合わせ情報には今日配達に出発しましたってあるけど来てない」「(家にいたのに)なぜか不在票が投函される」

 ネット上で2月中旬、佐川急便に不満をぶつけるそんな声が上がった。佐川急便など大手配達サービスは最近、ネット上で問い合わせ番号等を利用して、荷物の輸送状況がすぐに照会できるシステムがある。荷物到着予定日(指定した際は時間まで)も確認することが可能だ。

 しかしながら、上記ネットユーザーは予定日に荷物が到着せず、さらには自宅にいたにもかかわらず、受け取り主が不在の際にポストに投函される「不在通知票」が届けられたと言って、首をかしげているのだ。

 これに対して「佐川ならありえるわな」と納得する声や「(荷物を)追跡してもなぜか届いてる扱いになってたし 、一週間倉庫の中で眠ってた」と仰天エピソードを披露する声が出ている。

 佐川急便は、過去にも様々なウワサが出ている。動画共有サイトでは、佐川急便とおぼしきトラックの乗組員らが、荷物をアスファルトの地面に落としている模様の動画がアップされている。この現場はどうやら荷物の整理をしている模様で、同動画は100万回以上の再生数を記録した。

 他にも、「22時、23時に来た」と深夜配達を経験した人や、「ベランダにおきます」「自転車のカゴに入れました」「おきました。ゆるして下さい」と記した不在連絡票を受け取った人、ドア下やドアノブ(荷物の入った袋を巻きつけ)に荷物を放置された経験を紹介する人も少なくない。

 さらには「ダンボールひとつ配送頼んだら二つになって届きました(笑)もう笑うしかない」「佐川急便頼んだけど態度も悪いし最悪だった」「(インターホンを鳴って)第一声目に『佐川急便です! 急いでま〜す』と言われた。毎回当然の様に言ってくる」と様々なネガティブ体験談がズラリ。

「佐川急便は昨年9月に大手通販サイトのamazonと取引を解消しました。賃金交渉はさることながら、amazon側が、ポストに投函するメール便でも『不在なら再配達するように』と要求してきたことが原因の一つと言われています。再配達の人的労力をコストと捉え、佐川が配達数を意識していることが分かるエピソードですね」(報道関係者)

 これだけ様々なウワサがのぼっているだけに、一部では「(佐川急便は)ブラック企業ではないのか?」と疑う声も少なくない。また2015年2月には、残業代の未払い問題が発覚。東京地裁が佐川に対して、従業員の元運転手2人に200万円超の支払いを命じた。しかし元従業員とおぼしきネットユーザーからは、「給料いいからブラックじゃない」「今でもキツイけど稼げるよ」と否定する声も少なくない。福利厚生も充実しているという。

「配達されるお客さん側にとっては昔から仕事がキツく体育会系のイメージが強い企業です。また一部の配達エピソードがネット上で誇張されている可能性も捨て切れません。いずれにせよ、今も一流企業であり、体力自慢の人には魅力的な職場環境の一つであることに変わりはないでしょう」(同上)

 様々なウワサが飛び交う佐川急便。佐川のお兄さんたちは、街を駆けまわる裏でどんな思いを抱えているのか……?

蒼木学(あおきまなぶ)フリーの取材記者。エンタメ・芸能から教育・社会問題まで幅広く取材を行う。興味のあるトピックは人工知能、近現代史。