中国でよく使われている諺の一つに「外国の月は中国の月より丸い」というものがある。外国のものは中国のものより良いという意味だが、香港メディアの鳳凰網はこのほど、この諺とは逆に「中国製品は日本製品に比べて決して劣っていない」と主張し、いくつかの製品を比較分析している。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国でよく使われている諺の一つに「外国の月は中国の月より丸い」というものがある。外国のものは中国のものより良いという意味だが、香港メディアの鳳凰網はこのほど、この諺とは逆に「中国製品は日本製品に比べて決して劣っていない」と主張し、いくつかの製品を比較分析している。

 記事はまず中国製スキンケア商品の「百雀羚」を紹介。同ブランドは1931年創業の老舗ブランドで、中国のファーストレディ彭麗媛夫人がタンザニアの「女性発展基金」を見学した際の贈り物にこの「百雀羚」が含まれていたと紹介。逆に爆買い対象である日本の化粧品は過去に微量金属成分の問題があったと主張、「本当に百雀羚は日本の化粧品に及ばないのか?」と読者に問いかけた。

 さらに温水洗浄式便座に言及、日本製と中国製には機能や安全性の面で差はなく、最も大きな違いはブランドイメージにあるとしている。「外国の月は中国の月より丸い」という諺には外国製品には及ばないという中国人の根深いコンプレックスがあり、それが日本製品のブランドイメージを良好にしている一因かもしれない。

 また電気炊飯器について、ある日本人記者が中国製電気炊飯器でご飯を炊き試食したところ日本製品で炊いたご飯と同様に美味しかったとする調査を紹介している。また中国のあるテレビ局の実験を紹介、10人にブラインドテストしたところ5名は中国製電器炊飯器のご飯を美味しいと判断し、2名はどちらも同等と判断したと伝え、「電気炊飯器においても日中の製品に差はない」と論じた。

 このように記事は中国製品は日本製品に負けてはいないとしつつも、それでも中国は製品を販売する側のサービスの質を向上させる必要があると指摘している。中国では消費者の販売側に対する信頼度が低く、逆に中国人は日本の販売側を信頼しているという分析がある。消費を国外に流出させないためには、中国は国内の商行為における信頼関係を改善することも大切といえる。

 しかし記事が主に強調しているのは中国人が盲目的に外国製品を崇拝することの愚かさだ。理性的に製品を比較判断するなら「月はどこからみても同じように丸い」という事実を認められると読者に訴えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)