最近、いろいろな化粧品でEGF配合とされたものを見かけませんか?EGF配合の化粧品が増えているのです。EGFは美肌にはたらきかけるとして最も注目されている成分の1つ。適切な配合量や使い方の知識を持ってつやつやの美肌を目指しましょう。

EGFとはどんな成分なの?

EGFとは「上皮細胞増殖因子(Epidermal Growth Factor)」と呼ばれるたんぱく質の一種です。体内でも作られていて、唾液や母乳などに含まれています。肌の表面にある上皮成長因子受容体(EGFR)と結合すると、新しい細胞生成を促進することがわかっています。1962年にアメリカの生物学者スタンレー・コーエン博士がEGFを発見し、1986年にはこれでノーベル生理学賞を受賞。その後1997年にブラウン博士がEGFの特許を取得し、現在ではさまざまなスキンケア商品に配合されているのです。

EGFの安全性は?

日本EGF協会が認めた安全水準をクリアした商品には、認定シールが発行されています。1ml(g)中にEGFが0.1μg(マイクログラム)以上配合されているものがその対象です。EGFという名称は化粧品などでは使われていません。成分表示では「ヒトオリゴペプチド-1」となっているので、注意して表示を見てみましょう。EGFは多く使ったとしても、不必要であれば体外に排出されてしまうので、効果が上がるわけではありません。適量を洗顔後すぐに使うのが効果的です。

どんな効果があるの?

EGFには、皮膚表面の細胞を活性化させる作用があり、シワの予防・改善が期待できます。もともとは、やけど治療や皮膚再生治療などに使われていたので、傷口や傷跡の再生にも効果的です。ニキビや肌荒れなどの改善にはたらきかけたり、ターンオーバーを促進するのでシミ・くすみができにくくなり、肌の保湿する作用もあります。顔以外にも首のしわ、膝の黒ずみ、背中のニキビ、抜け毛など肌トラブルが気になるところにも使える美肌の救世主です。


writer:松尾真佐代